道の駅若狭熊川宿(福井県若狭町2016/09)

~熊川宿展示館があり歴史と文化を学べます、若狭鯖街道の伝統建造物への観光拠点~

 

重要伝統的建造物保存地区熊川宿の上ノ町にある道の駅です。

ここから昔ながらの蔵屋敷が残る熊川宿へ、散策に行くことができます。

施設内に車椅子でも見学ができる「熊川宿展示館」があるので、熊川宿散策の前後にお立ち寄りください。熊川宿の歴史と文化の理解がより深まります。

 

道の駅認定を受けている施設なので一応バリアフリーですが、開業は1999年と古い施設。今どきのバリアフリー施設ではありません。

 

駐車場から施設全体へのアクセスルートは、段差構造をスロープ対応。それでも細かいデコボコは、数多くあります。

 

施設は独立型のトイレ棟、「熊川宿展示館」、産直&お土産ショップと食事処が入るメイン棟の構成。

 

メイン棟内のショップの通路幅は狭く、車椅子での店内回遊はギリギリ。メイン棟内にも障害者用トイレがありますが、設備は古く、しかも狭くて車椅子が入るかギリギリの個室。

 

食事処は3段ほどの段差の上の設定。段差の手前にカウンター席があるので、車椅子ではこのカウンターコーナーの利用になります。

 

ここは「若狭鯖街道」。焼き鯖寿司が名物です。道の駅のショップでも、食事処でも、美味しい焼き鯖寿司があります。もちろん、焼いていない普通の鯖寿司も。鯖の発酵食品「へしこ」もあります。せっかくです。ぜひ鯖料理をいただきましょう。

鯖グルメで気分があがったら、「熊川宿展示館」へ。入館無料の小さな展示館です。

 

「熊川宿展示館」の入口にも、「鯖」の文字が。パネル、ビデオ、ジオラマなどで、熊川宿の歴史と文化を学べます。

 

熊川宿の街並みは、一見統一性のある建物が連続する印象を受けますが、実際は相当建築年代が違う建物が並んでいます。江戸期からある建造物ではなく、明治から昭和期のものが多いとのこと。ただ、全体をみると江戸の宿場町風に見えます。

 

ここは国の重要伝統的建造物保存地区。江戸時代の番所を、当時と同一の場所に復元した「熊川番所」は2003年から公開されている新しい施設。面白い宿場町です。

 

「鯖街道」と名乗る道は幾つもありますが、この若狭街道がもっとも盛んに利用された道、と紹介されています。若狭から運ばれた鯖が京都に着くころ、ちょうど良い塩加減になっていたそうです。もっとも、これらはご当地情報なので、真偽のほどは保障しません。

道の駅若狭熊川宿

2000年前後に誕生した初期型道の駅は、設備の老朽化、経年歴化等により、多くの施設で全国的に大規模リニューアルの時期を迎えています。

すでに大改修を行った道の駅も相当数あり、中には敷地内の段差を削って、いまどきの完全フラットバリアフリー施設への転換を図った施設もあります。

 

「道の駅若狭熊川宿」は、高名な建築家によって、宿場町のイメージと合致する設計がなされたということ。確かに、そういう目で見ると、設計の意図が伝わってきます。

したがって外装のデザインは残したママ、メイン棟の内装を全面リニューアルするのが良いと思います。

 

ぜひ、車椅子が楽に入るトイレに、段差のない食事処に、改造していただけると助かります。