輪島朝市マリンタウン・海の駅六銘館(石川県輪島市2017/05)

~体長1.8m巨大イシナギが待っています、新しく開発された港の観光施設~

 

・住所はマリンタウン1-1

1000年の歴史を誇る輪島の朝市。古い港町に新しいエリアが開発されました。2015年に全面開業したマリンタウンエリア。広々した駐車場、キリコ会館、そして本稿でご紹介する「マリンタウン観光交流施設」と「海の駅六銘館」があります。住所はマリンタウン1-1。新しい輪島の1丁目1番地です。

 

・一級品の障害者用トイレあり

広い駐車場の中にある、観光案内所と6店舗の商業施設のご紹介です。案内所の正式名称は「マリンタウン観光交流案内所」。常駐スタッフがいて、観光案内の他、車椅子の貸し出し、レンタサイクルの貸し出しも行います。公衆トイレが併設。ここの障害者用トイレは一級品です。安心してご利用下さい。

 

・巨大魚の剥製展示が大迫力

観光案内所に入口に、ケースに入った巨大魚の剥製が展示されています。すごい迫力。巨大魚の正体はイシナギ。体長1.8m、体重140kg。輪島沖で一本釣りされた大物の剥製です。釣り上げたのは、地元の漁師、石井さん。車椅子で展示ケースに近づけます。これは観る価値あります。

 

・「海の駅六銘館」は6店舗が入る長屋型施設

観光案内所の並びに「海の駅六銘館」があります。飲食、物販、釣具屋など6店舗が入る小さな物産館です。小さくて狭いので、車椅子で快適に利用できるというタイプのお店はありません。それでも、いずれの店舗も車椅子で何とか利用できるでしょう。

「海の駅六銘館」ならでは、というほどの特色はなく、朝市通りなど輪島の他の店舗街と、内容的に差別化されている印象は受けません。そういう海の駅だ、と思ってご利用下さい。

朝市マリンタウン・海の駅六銘館

・晴れた日の解放感が素晴らしい

マリンタウンは海沿い。晴れた日は青い空、青い海が美しい。空間として広がりがあるので、解放感が素晴らしエリア。朝市通りとは違う輪島の魅力に出会えます。海には「ボートパーク」が整備されヨットが係留できます。ビジターバースがあるので、自家用ヨットで輪島に来ても、係留場に困ることはありません。しかも輪島市内でお買い物をすると、係留料金の減免措置があります。駐車場、駐艇場、いずれも完備。

 

新しい町マリンタウンに、車椅子でお出かけ下さい。

道の駅千枚田ポケットパーク(石川県輪島市2017/05)

~能登の名勝「白米千枚田」を眺望する展望スポット~

 

・車椅子で千枚田が眺望できます

今や能登観光の代表的なスポットになりました。輪島市白米町の棚田、通称「白米千枚田」。その見事な景観を車椅子で楽しめるのが「道の駅千枚田ポケットパーク」です。海沿いの傾斜地に広がる「白米千枚田」を、高台から眺める場所。ガイドブックなどに掲載されている、あの風景がバリアフリーに楽しめます。

 

・小さな道の駅は人でいっぱい

大人気観光スポットです。荒天の日以外は、オールシーズン混んでいると覚悟して出かけましょう。そもそも崖の上の狭い敷地に無理やり造ったような道の駅なので、絶対的に狭い。普通車の収容駐車台数は50台ほどしかなく、大型観光バスもバンバン来ます。障害者用駐車区画は、入口すぐに2台分あり。混雑時は駐車場誘導スタッフがいるので、駐車場入口で素早く車椅子利用の旨を申告相談して下さい。運よく空いていれば、障害者用駐車区画を利用できます。

 

・展望台は長く、空きがある

駐車場にそって、崖の上が細長く展望台になっています。段差はなくバリアフリー。車椅子でどんどん先に進める展望台です。団体客がいるとごった返しますが、細長いのでどこかに空きは必ずあります。千枚田を楽に観られるポジションに行き、ゆっくり名勝を鑑賞して下さい。棚田に下りるルートもありますが、もちろん階段。車椅子では展望台から眺めるだけです。

 

・トイレ、売店、食事処は狭い

絶対的なスペースが狭い施設なので、トイレ、売店、食事処、いずれも狭くるしい。混雑時は車椅子での利用はやや苦戦しますが、それでも何とかなるので頑張って下さい。食事処はセルフサービス方式。「白米千枚田」でとれたお米のおにぎりが、一番人気です。

道の駅千枚田ポケットパーク

・学生ボランティアが田植作業

今回訪問時、学生ボランティアが田植えをしていました。長靴を履いて、棚田に入り、一生懸命に作業。一時は休耕田になりかけた千枚田。こうして農業遺産は守られています。

 

・これでも施設のレベルはあがりました

道の駅千枚田ポケットパークが出来る前は、大型バスが道に車を停めて観光していたそうです。あまりにひどい、ということで、駐車スペースが先に造られ、2013年に駐車場増設、レストハウス新設、そして展望台が造られて、車椅子でも観光できる現在の姿になりました。全体に狭い施設ですが、これでも施設のレベルは格段に進化したということ。感謝の気持ちをもって、車椅子で「白米千枚田」を見に行きましょう。

能美市ふるさと交流研修センターさらい(石川県能美市2017/05)

~障害者団体での利用にお薦め、金沢郊外のバリアフリー研修宿泊センター~

 

・全館平屋の完全バリアフリー設計

身体障害のある人の集まりでの研修会や旅行。食事施設、宿泊施設は悩むところです。今回、金沢近郊の施設で探したところ、全館平屋の完全バリアフリー設計の施設がありました。2010年開業の「能美市ふるさと交流研修センターさらい」。料金もリーズナブル。お風呂は天然温泉です。

 

・無駄な段差のない設計とバリアフリールーム

施設の設計は、そもそも無駄な段差がない完全バリアフリー設計。2010年頃から、こういう設計が主流になってきました。すべて屋根続きですが、研修棟、宿泊棟、浴室棟、食堂棟があり、集まりの目的に応じて利用できます。

宿泊棟の一室はユニバーサルタイプ。室内も完全フラット構造です。その人の障害の状況に応じて、宿泊施設に求める要件は様々。一般的なレベルのバリアフリー要件はクリアしている施設ですが、ご利用前に必要な情報は直接ご確認ください。

 

・九谷焼作品の展示や調度品がすごい

ここは久谷焼の本場。そういう面での期待はしていなかったのですが、館内に九谷焼ギャラリーがあり、作品が展示されています。そればかりか、館内の調度品にも九谷焼がいくつも。食堂棟の洗面台も九谷焼です。これだけのコレクションはたいしたモノ。食堂で使用される食器もほとんどが九谷焼。浴室内の装飾にも九谷焼。施設の案内にはピーアールされていませんが、九谷焼コレクションをお楽しみ下さい。

能美市ふるさと交流研修センターさらい

・障害者団体が使いやすい施設は希少

例えば金沢の場合。人気の観光地で、障害者団体でも出かけたいスポットですが、宿泊施設を探すと、ビジネスホテルか高級旅館ばかり。リーズナブルでバリアフリーな施設があまりありません。一人や二人ならともかく、車椅子利用者5人、介助者5人、合計10人規模で、安く食事や宿泊に利用できる施設を探すと、なかなか見つかりません。障害者団体が使いやすい施設が、各所にもっとあるといいですね。

 

・泣き所は交通の便

公共の施設で障害者が利用しやすい「さらい」ですが、金沢駅周辺からは車で40分ほど。小松空港から車で20分程の場所にあります。周囲は田んぼです。したがって北陸新幹線で金沢に行き、中心部の観光を楽しむコースだと、交通が不便。バスや車での観光に適した立地です。

 

金沢駅近隣にこういう施設があるといいのですが。交通の便が悪いことはご理解の上で、障害者団体でのご利用をご検討下さい。