道の駅氷見・氷見漁港場外市場 ひみ番屋街(富山県氷見市2017/05)

~寒ブリの聖地は一年中魚が旨い、氷見唯一最大のバリアフリー観光施設~

 

・大規模でなんでもある観光施設

2012年に開業した「ひみ番屋街」。入店する店舗は全33店舗。他に日帰り温泉、総合案内所、観光情報センターがあります。収容駐車台数は普通車310台、大型観光バス12台。富山湾を望む広場、公園も整備されています。好天の日には、海の向こうに立山連峰がそびえる絶景も楽しめる地。大規模でなんでもある、バリアフリー観光施設です。

道の駅氷見・氷見漁港場外市場 ひみ番屋街

・6ブロックをつなぐ番屋構造

日帰り温泉はブロックが離れるので、「ひみ番屋街」の構造をご紹介。みやげ、干物、鮮魚、フードコート飲食、レストラン、物販の6ブロックをつなぐ番屋構造。すべて屋根続きで、車椅子でバリアフリーに回遊できます。通路の幅は並みレベル。混雑しなければ車椅子で快適に移動できます。障害者用トイレは3カ所。安心して車椅子で利用できる施設です。

 

・鮮魚店の刺身はその場で食せる

氷見といえば寒ブリの聖地。それに限らず一年中魚が旨い。魚レストラン、すし屋、海鮮どんぶり屋など、グルメ店が軒を並べます。普通の鮮魚店も4店舗並び、生鮮魚類を販売。施設内には各所にテーブルや椅子があり、自由に飲食できます。鮮魚店でお刺身を買い、ここで食べるというと、お箸、お醤油、ワサビ、使い捨て小皿をつけてくれました。食欲に応じて、お店を上手に使い分けてください。

 

・氷見牛、うどん、銘菓となんでもある

テナントはお魚系が主流です。といってもジャンルは多彩。鮮魚以外に、干物系、加工品系、ますの寿司、ぶりステーキ、などなど。他に八百屋もあるし、洋食屋、ラーメン屋、氷見牛自慢のステーキ屋もあります。銘菓のお店も多々あり。なんでもある「ひみ番屋街」です。

道の駅氷見・氷見漁港場外市場 ひみ番屋街

・よくぞ投資をしてくれました、唯一最大のバリアフリー観光施設

ここがあるから車椅子での氷見観光が成立するといって過言ではありません。かつては、氷見港よりに「フィシャーマンワーフ氷見」という施設があり、1999年に道の駅認定を受けました。しかし施設的な魅力に乏しく新築移転を決定。2012年に現在の「ひみ番屋街」が誕生しました。この施設はお金がかかっています。

運営は「氷見まちづくり株式会社」。関係各方面の思い切った投資判断に敬意を表します。

 

氷見には車椅子で安心して利用できる「ひみ番屋街」がある。寒ブリの聖地に、車椅子でお出かけしましょう。

新湊大橋あいの風プロムナード(富山県射水市2017/05)

~バリアフリー歩道で海の上を散策できます、高さ47mの無料歩行者専用通路~

 

・富山新港に架かる日本海最大級の斜張橋

観光地「海王丸パーク」のある富山新港。そこに架かる全長3.6km、主塔の高さ127mの日本海側最大級の斜張橋、新湊大橋。上部が車道、下部が無料歩行者専用通路。480mに及ぶ海上散策路です。歩行者専用通路の愛称は『あいの風プロムナード』。2013年に開通したバリアフリー歩道です。

新湊大橋『あいの風プロムナード』

・橋の両側に無料駐車場とエレベーター完備

富山新港の入口に架かる大橋。その両岸に無料駐車場が用意されています。駐車場の横には公衆トイレがあり、障害者用トイレが併設。公衆トイレとしては、とても清潔なトイレでした。大橋の開通が2012年。歩道の開通が2013年。バリアフリー設計が世の中の常識になった時代の施設なので、施設全般にわたって車椅子での利用に大きな問題はありません。

新湊大橋『あいの風プロムナード』

自転車も利用可のエレベーター

『あいの風プロムナード』の出入口も港入口の両岸にあります。車で来た場合は駐車した側に戻る動きになりますが、サイクリングの場合は、そのまま対岸へ行きたいはず。ということで、両岸の出入口にあるエレベーターは自転車利用可の大型タイプ。したがって、車椅子での乗降も楽々余裕です。橋上の『あいの風プロムナード』では、自転車は押して歩くのがルール。事故防止のルールを守りましょう。

新湊大橋『あいの風プロムナード』

・橋上の眺望を車椅子で楽しむ

無料でバリアフリー。楽しい『あいの風プロムナード』です。歩道の全長は480m。往復すると約1km。『あいの風プロムナード』は中心部が最高地点になる傾斜歩道。それなりに傾斜がある歩道です。どこまで行くか、どこで引き返すか、ご自身の体力に応じてご判断下さい。富山県内では黒部ダムに次ぐ高さの構造物ということ。歩道の両側に窓があり眺望を楽しめます。車椅子で富山新港の眺めをご堪能ください。

 

・ベストビューは帆船海王丸

隣接する「海王丸パーク」のシンボルは帆船海王丸。『あいの風プロムナード』から海王丸はよく見えます。海王丸が帆を広げた状態、総帆展帆の時がベストビュー。できればそのタイミング合せて、お出かけしたい『あいの風プロムナード』です。

 

・実は生活道路

快適なバリアフリー施設『あいの風プロムナード』ですが、実は生活道路ということ。これが完成する以前、近隣住民は渡し船を路用していたそうです。大昔ではなく2013年5月までは、渡し船で通勤通学をしていたということ。自転車利用可の設備設計も、生活からの必然的なニーズに基づきます。

新湊大橋『あいの風プロムナード』

・海王丸パークからみる新湊大橋も美しい

新湊大橋それ自体もビューポイントです。観光ガイドブックに掲載される海王丸パークからみる新湊大橋の写真は、総帆展帆の海洋丸の先に新湊大橋、そのバックに立山連峰。条件が揃わないと観られない光景です。

 

新しくてバリアフリーな施設。ぜひ車椅子でお出かけ下さい。

井波彫刻総合会館(富山県南砺市2017/05)

~外も中も木彫りの彫刻だらけ、車椅子で鑑賞できるバリアフリーミュージアム~

 

・コピーは「世界に誇る木彫ミュージアム」

実際に鑑賞するとその迫力に圧倒されます。木彫りの町井波にある「井波彫刻総合会館」。駐車場は道の駅井波と共用。1993年開業。平屋構造で問題になるような段差はなく、車椅子での入館は可能。障害者用トイレあり。入館料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免。車椅子で鑑賞できるバリアフリーミュージアムです。キャッチコピーは「世界に誇る木彫ミュージアム」。ハッタリではありません。

井波彫刻総合会館

・建物もアート、外にも大型木彫りがゴロゴロ

ミュージアムに入館する前に感動があります。建物は英国人建築家の設計。彫刻で有名な井波のお寺、瑞泉寺の伽藍配置がモデル。外観の美をお楽しみ下さい。もちろん建物内部も凝った建築です。そして外部の無料ゾーンにある数々の大物彫刻たちを鑑賞。十二支の巨大欄間など、これでもか、と木彫り彫刻が展示されています。この時点で、物凄いところに来た、という感覚になります。

 

・館内は全てが木彫り、しかも販売しています

いよいよ入館。受付で障害者手帳を提示して下さい。これから伽藍配置の館内を一周します。ノッケから木彫りだらけの室内空間が連続。好き嫌いを超えて、圧倒されます。仏像、置物、欄間などの古典的な分野の木彫りから、表札、看板、はてはギターなど、新ジャンルの木彫りまで。しかもこれらの大物作品は、ほとんどが販売されています。展示即売会場でもある「井波彫刻総合会館」。もっとも一般的な住環境で生活をしている人にとっては、買っても置き場所に悩むでしょうが。

井波彫刻総合会館

・コスプレ、ガチャガチャ、獅子ギター、企画は盛りだくさん

企画モノも凄い。井波彫刻×コスプレ写真展を開催。獅子顔の木彫りがカプセルに入ったガチャガチャ「獅子ガチャラ」は1回500円。獅子顔のエレキギターは受注生産で44万円、などなど。時代とともに進化する井波木彫です。

 

・その歴史は18世紀から

井波の古寺、瑞泉寺は木彫彫刻の寺。その技術が京都の彫刻師から伝わったのが18世紀。以来脈々と受け継がれてきた木彫りの技術です。現在では300人以上の彫刻師が活躍している、全国一の木彫り産地ということ。観る価値ありのミュージアムです。

 

ぜひ世界に誇る、木彫りワールドにお出かけください。