伊能忠敬記念館(千葉県香取市2018/07)

~業績だけではなく忠敬の人柄が学べます、佐原の偉人を知るバリアフリー資料館~

 

○バリアフリー改修済み

佐原の古い町並みの中心地に建つ「伊能忠敬記念館」は1998年の開館。入口は段差構造ですが、迂回スロープを設置。障害者用トイレあり。ワンフロア構造の展示室は、フラットな床面。バリアポイントはバリアフリー改修済みで、車椅子での利用は可能です。

伊能忠敬記念館

○町並み観光駐車場に隣接

アクセスは車が便利。佐原の町並みエリアで最大の駐車場「町並み観光駐車場」に隣接しています。駐車場の一番奥にある障害者用駐車区画からなら、「伊能忠敬記念館」入口まで50mほど。まるで専用駐車場のような位置関係です。

ただし駐車料金の障害者減免はありません。無料駐車場を求めるなら、「三菱館」の裏側の「佐原町並み交流館」駐車場が、障がいのある観光客専用の無料駐車場です。

伊能忠敬記念館

○入館料は障害者減免あり

「伊能忠敬記念館」は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

伊能忠敬記念館

○忠敬は商業的な成功者

展示は伊能忠敬の人物像を知るところから始まります。17歳で佐原の商家の養子になった忠敬。その商家は傾いていたそうですが、忠敬の努力と才覚で繁盛店に。隠居する前の忠敬は、現在の価値に換算して年収1億円の商業的な成功者だったそうです。

伊能忠敬記念館

○50歳からの志

その後独学で測量を学んだ忠敬。引退して50歳で江戸に出て本格的な勉強を開始。その後、幕府から地図作成の依頼がきたものの、実は手当はほとんど出ない手弁当の仕事。それどころか、測量道具の購入、アシスタントの手配などは、忠敬がお金を出したということです。忠敬は志の人だった、というのが展示前半の解説ポイントです。

伊能忠敬記念館

○国宝が2,345点

忠敬地図をはじめ、様々な資料を収蔵する「伊能忠敬記念館」。後半はそれらの展示がメイン。いわば忠敬の業績の展示です。驚いたことに、ここにある忠敬資料は2,345点が国宝に指定されているそうです。日本一国宝を収蔵する資料館かもしれません。これらの国宝資料は2か月で展示替えをしているそうです。

伊能忠敬記念館

○地図の正確さに驚く

目玉展示の一つは、伊能図とランドサットの日本地図を重ねたデジタル展示。壱岐対馬や種子島屋久島などの島部まで含めて、伊能図の正確さに驚きます。忠敬は日本人として初めて、正確な子午線の距離を計算で割り出したそうです。展示されている古い測量道具を見ると、どうしてそのようなことが出来たのか、その努力と工夫に圧倒されます。

 

業績だけではなく、志をもった人間像の理解ができる「伊能忠敬記念館」。数々の国宝と出会えます。バリアフリー改修済みです。安心して車椅子でお出かけください。

水の郷さわら(千葉県香取市2018/07)

~国道356号線の「道の駅」と、利根川の「川の駅」で構成されるバリアフリー施設~

 

○2018年増床リニューアル

古い町並みが残る水郷佐原。国道356号線と利根川の間に建つ施設が「水の郷さわら」です。2018年4月に、産直ショップが増床してリニューアルオープン。以前よりも、車椅子で利用しやすい施設になりました。ここは単純な道の駅ではありません。車椅子での利用方法を詳しく紹介します。

 

○障害者用駐車区画は産直ショップ棟の裏

アクセスは車が便利です。「水の郷さわら」敷地内に入ると、産直ショップ棟がありエントランスがみえます。正面付近に障害者用駐車区画がありそうな気がしますが、そのまま棟の裏側に進んで下さい。利根川が見える川側の駐車スペースに、3台分の障害者用駐車区画があります。

この駐車区画からすぐの場所に、棟に入る自動ドアの裏口があります。その裏口の手前に障害者用トイレがあります。このトイレはウォシュレット付きに設備更新されています。

水の郷さわら

○「道の駅」と「川の駅」

「水の郷さわら」は、国道356号線の「道の駅」と、利根川の「川の駅」の2つの要素で構成される施設。建物は2棟あります。

駐車場の近くに建つ棟は、産直ショップとフードコート。一般的な道の駅のイメージで間違いありません。2010年に開業した施設なので、基本構造はバリアフリーです。ただし車椅子で利用すると、通路が狭く、混雑時は苦戦します。産直ショップは増床により、以前よりも広さに余裕ができました。フードコートは車椅子利用ではやや狭いお店です。

別棟は、総合案内と物産館、そして「防災教育展示」があります。別棟は珍しい構成なので、詳しく紹介します。

水の郷さわら

○物産館内外にイートインスペースあり

別棟の総合案内所はスタッフ常駐の観光情報コーナー。そして地場名産品を販売する物産コーナーがあります。物産コーナーの通路はやや広く、車椅子でも利用しやすいサイズです。利根川が見える窓際はイートインスペース。無料のお茶や電子レンジがあり、お弁当などを自由にいただけます。窓沿いで幅が狭いスペースなので、混雑していると車椅子では利用しにくいこともあります。その場合は屋外へ。窓の外側のデッキスペースにテーブルがあり、ここは車椅子で利用しやすい広いフリースペースです。

水の郷さわら

○別棟の奥は「防災教育展示」

物産コーナーからそのまま奥に進むと手動ドアがあるので、車椅子では不便。物産コーナー正面出入口からいったん外に出て、「防災教育展示」側の入口にまわると自動ドアがあります。

「防災教育展示」は2フロア構成でエレベーター有り。1Fには障害者用トイレがあります。現時点では一般トイレはウォシュレットなしですが、障害者用トイレはウォシュレット付きに設備更新されています。

水の郷さわら

防災のテーマは利根川の洪水です。それに関わる常設展示が2F。1Fはイベントスペースと、奥には治水対策に使用された重機などの実物展示があります。見る価値のある展示です。車椅子で見学できるので、ご利用ください。

水の郷さわら

○川辺は「川の駅」

施設内の利根川の川辺は、船乗り場などの「川の駅」施設。観光船乗り場、カヌー乗り場、ボートの係留場などがある施設です。当然バリアフリーの限界があり、車椅子利用者には縁遠い施設ですが、眺めは素晴らしい。車椅子で利根川の眺望をお楽しみください。

水の郷さわら

「水の郷さわら」は、産直と食事処だけの施設ではありません。別棟の「防災教育展示」と「川の駅」を、車椅子でご覧ください。

水郷佐原あやめパーク(千葉県香取市2018/07)

~改修されてバリアフリーになりました、アヤメとハスと藤が美しい水生植物園~

 

○車椅子で快適な施設

旧「水郷佐原水生植物園」は、2017年にリニューアルオープンして「水郷佐原あやめパーク」へと改称。とても車椅子で利用しやすい、バリアフリー施設になりました。車椅子でのお出かけ先として、安心してお薦めできる施設です。バリアフリー状況を詳しく紹介します。

水郷佐原あやめパーク

○ズラリと並ぶ障害者用駐車区画

「水郷佐原あやめパーク」は、佐原の古い町並みとは離れた場所です。アクセスは車が便利。無料駐車場があります。障害者用駐車区画は、第一駐車場に10台分以上を用意。ズラリと並びます。旧「水郷佐原水生植物園」時代とは違い、第一駐車場は舗装されています。屋根はありませんが、駐車場からエントランスまでは、そもそも段差が無い完全バリアフリー仕様。車椅子での移動は快適です。

水郷佐原あやめパーク

○障害者減免あり

入園料は季節変動制で、ピークはあやめ祭り期間、冬季は無料になります。有料期間中でも、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入園料が無料に減免されます。

水郷佐原あやめパーク

○充実の障害者用トイレ

リニューアルでトイレが綺麗になりました。エントランス近くの棟には、障害者用トイレが並んで2つ配置。他に園内2か所にある独立一戸建てトイレ棟にも、障害者用トイレが併設されています。2017年の施設ですから、トイレはピカピカで設備は充実。一般的な車椅子利用者なら問題なく使えます。大型ベッドが導入されているトイレもありました。

水郷佐原あやめパーク

○散策通路がバリアフリー

園内の散策路も、リニューアルによりバリアフリーになりました。主な通路はとても車椅子で通行しやすい安全な舗装路面。「ひょうたん池」周辺のアップダウンコースでも、頑張れば車椅子で通行できる配慮があります。

車椅子で通行できない箇所は、3本ある昔ながらの段差橋。「結の島」方面へは、この段差橋を越えないと渡れません。そのため「結の島」とその手前の島へは、車椅子では行くことが出来ません。

水郷佐原あやめパーク

○サッパ舟の乗船は無理

もう一つ車椅子で無理なことは、園内水路をめぐるサッパ舟への乗船。これは仕方がありません。

水郷佐原あやめパーク

○藤、花菖蒲、そしてハス

「水郷佐原あやめパーク」の見どころシーズンのご紹介です。

5月上旬は藤。園内入口付近に70mの藤のトンネルがあります。

6月は「あやめ祭り」。400品種150万本の花菖蒲が楽しめます。

7月から8月は「はす祭り」。300品種以上のハスが開花。池に咲くハスと「ハス回廊」で栽培されるハスの花を楽しめます。

水郷佐原あやめパーク

「水郷佐原あやめパーク」は、車椅子で快適に利用出来るバリアフリー施設です。安心して車椅子でお出かけください。