グランツリー武蔵小杉(神奈川県川崎市2017/04)

~武蔵小杉のタワマンは11棟になりました、ムサコファミリーが集うお洒落SC~

 

・アリオではない、セレブリティなグランツリーを目指して早や2

ファミリータイプ1戸6,000万円台以上の値をつけるタワーマンションが、2017年現在で11棟になりました。そこに住むムサコ新住民が約1万人。2014年の開業前には、街の価値が下がるからアリオなんか造るな、と言われてしまったセブングループが頑張って造ったグランツリー。2年経ちどうか。休日にはムサコファミリーがワンサカ集まっています。嫌われているようには見えません。ベビーカーだらけで、子どもが走り回ります。

 

・週末はエレベーターが混み、車椅子にはツライ状況

エレベーターは4系統もあるので十分。と思いきや、週末はかなりの混雑。B2の駐車場から4Fのフロアまでと多階層の連絡であること。1Fのヨーカドー食品売り場から、地下駐車場まではカート利用者多いこと。そしてベビーカー利用者が多いことなどが、混雑の要因です。

特に子ども向けの広場「ぐらんぐりんガーデン」がある屋上へ通じるエレベーターは1系統のみ。屋上に用の無い車椅子利用者は、利用を避けたいエレベーターです。障害者用トイレは1Fから4Fまで各階2か所に配置。これはありがたい設計です。

 

・障害者専用駐車場は、賛否両論ある3千円の有料リモコン式

障害者手帳を持ち、車椅子を日常的に使用している人だけに、税込3.240千円の補償金を支払うと障害者専用駐車場のリモコンが貸与されます。手続きは1Fのインフォメーションカウンターで。このリモコン駐車区画はB2に5台分用意。他にB1に普通の障害者用駐車区画が6台。駐車スペースは広くはない「優先駐車場」という区画がB1とB2それぞれに12台分あります。駐車場はB1とB2の2フロア。週末はB1から満車になります。

有料リモコンを持っていない車椅子利用者は、B1が満車だからといってB2へ向かうと、そこにはリモコン式の障害者専用駐車場しかありません。B2にも普通の障害者用駐車区画が欲しいところ。この点は開業2年経過しても改善されていませんので、ご注意ください。

イオンの無料リモコンは全イオンモール共通で使用できますが、このリモコンはグランツリー武蔵小杉専用。それで3千円。賛否両論あるセブングループの有料リモコン方式です。

グランツリー武蔵小杉

・グランツリーはお洒落なのか

再開発により、工場街からタワマンタウンに急変貌した武蔵小杉。ここに住む奥様はムサコマダム。SCの吹き抜けを流れ落ちる水のオブジェは「アクアドロップ」。4Fの家族のための広場は「スマイルスクエア」。食品売り場の通路幅は今どきのワイド設定。でも扱い商品は、ごく普通にイトーヨーカドーです。グランツリーはお洒落なのか。まあ敷居が高いことはありません。どうぞ着飾らずに、車椅子でお出かけ下さい。

ベジたべーな(神奈川県相模原市2016/07)

~ネーミングでも勝負しています、2014年開業のバリアフリーJA系産直ショップ~

 

JA相模原市の農産物直売所、その名は「ベジたべーな」。相模原の野菜を美味しく食べる、という想いが込められた店名です。

 

2014年12月の開店。段差がそもそも全くない完全バリアフリー設計の施設。障害者用駐車スペース、障害者用トイレ完備。車椅子での利用に大きな問題はないお店です。

 

店舗は農産物産直ショップと農業関係資材ショップに分かれています。

 

農産物産直ショップの広さは50坪クラス。それほど広い店舗ではありません。店舗の絶対面積がないので、通路幅は車椅子での通行が可能なレベルですが、それほど余裕はありません。混み合うと、車椅子では苦戦する通路幅です。今回訪問時は店内のお客さんはマバラ。車椅子で快適にお買い物ができました。

 

ここも産直ショップの定説通り、午前中が品数豊富だそうです。今回は午後2時の訪問。それでも陳列台の70%程度は新鮮野菜が並び、その内地場産品は50%程度。産直ショップにしては、午後でも品数がまだあるショップでしょう。

 

開店は9:30。開店時には、商品がパンパンに並べられているという情報なので、どうせ行くなら早い時間がお薦めなのですが、混雑は車椅子の敵。品数豊富で混んで入る午前中か、空いている午後か、車椅子利用の場合は難しい選択。どうぞご自身でご判断ください。

ベジたべーな

それにしても、産直ショップのネーミングが凝ってきました。そのなかでも「ベジたべーな」は、なかなかユニークではないでしょうか。

この風潮は2010年代になってから。全国各所に、ユニークな店名の新しい産直ショップが誕生しています。近いうちに、ユニーク店名の特集を記事にしたいと思います。お楽しみに。

 

産直ショップの魅力は、安くて新鮮であること。消費者に支持されて、どんどんその数が増えている印象です。

 

ここはJA相模原市の本格的な産直ショップ第一号店。他のショップは、JAの施設の一部を利用して農産物を販売している程度のお店がほとんどです。訪問したのは休日の午後ですが、駐車場には車の誘導スタッフを1名配置。人件費をかけられるほどの売上があるのでしょう。本格産直ショップ第一号店は、成功しているようです。

 

ただ気になるのは、ベジたべーな「○○店」というネーミングではない事。多店舗展開をする気が、今のところはないのでしょうか。ここの住所は「相模原市中央区青葉」。2号店を構想しているなら「ベジたべーな青葉店」ではないでしょうか。それとも「ベジたべーな」以外の、さらに凝ったネーミングを考えているのでしょうか。現時点では真相は解りません。

 

新しい施設はバリアフリーでいいですね。ここは完全バリアフリー設計。車椅子で安心してご利用ください。

麻溝公園(神奈川県相模原市2016/07)

~デコボコは少々ありますが園内は車椅子で移動可能です、広くて無料の公立公園~

 

駐車場は無料、展望タワーも無料、ふれあい動物園までが無料。お財布に優しい相模原市の公営公園です。

 

開園は1985年。1992年全国都市緑化フェアの会場。おそらくこれ以後、大規模改修されてはいない公園です。

バリアフリー水準は1992年レベル。最新のバリアフリー公園ではありません。

 

駐車場は第一から第五まであり、総収容台数は1265台と広大。第一駐車場の障害者用駐車スペースは、あきらかに後付け設置。第一駐車場から公園内に向かう出入口は、小さな

段差がある昔ながらの設計です。

 

平地というよりは丘陵を利用しているイメージの公園で、公園内全域にアップダウンがあります。それでも、車椅子ではどうにもならないような傾斜路はありません。元気な車椅子利用者なら気合でなんとかなるでしょうし、介助者もごく普通の体力の人で大丈夫です。

 

現在開園されているスペースで約18haと公園そのものが広大。しかも未整備エリアが27haもあり、計画では45haの公園となっています。

 

隣接して神奈川県立相模原公園があり、二つの公園を併せるとほぼ70ha。さらには、隣接して清掃工場があり、その温熱を利用したプールと日帰り温泉が営業中。市民のための大きな体育館も隣接しています。

 

公園、プール、体育館、温泉と、これらの全てを併せればおそらく100haを超えるのではないでしょうか。巨大なレジャーエリアです。

 

麻溝公園は、休日は家族連れでいっぱい。芝生広場、ふれあい動物園、展望台は「グリーンタワー相模原」、さらにはフィールドアスレチック、子ども向け大型遊具のコーナー。このなかで、唯一お金をとるのは、動物園内のポニー乗馬。一回100円です。展望台はエレベーター完備。車椅子でも利用可能です。

 

大人向けでは大花壇や花の谷。季節のお花をお散歩しながら楽しめます。特に自慢なのは、5月のクレマチスと6月のアジサイ。どちらも8,000株規模の迫力です。

 

広い公園の歩道を、少々のアップダウンをクリアしながら、散策してお花を楽しむ。そして「グリーンタワー相模原」高さ38mの展望台から眺望を楽しむ。大人の車椅子利用者にとっては、そういう利用方法がお薦めです。

 

ちなみに、展望台から「こどもの広場」を見下ろすと、相模原伝説の巨人「でいたらぼっち」の足跡が見えます。設計者の遊び心を楽しんでください。

 

難点はトイレ。いわゆる公園の公衆トイレに障害者用が併設されているだけ。トイレとしてのレベルは、やはりそれなり。できれば利用したくないレベルです。

 

それでも長時間滞在する場合は、仕方がありません。公園のトイレを借りましょう。どうしても抵抗がある場合は、隣接している他のインドア施設や近隣の商業施設まで、トイレを借りに行きましょう。

 

1992年全国都市緑化フェアの名称は「グリーンウェーブ・相模原’92」。「グリーンタワー相模原」はこのイベントを記念して建てられたシンボルタワーです。

 

それから、ほぼ四半世紀が経過しました。車椅子で通ると、園内の通路は結構ガタついています。ちょっとした出入口の段差も気になります。そろそろ、全面的なバリアフリー改修を期待したいところ。手を入れれば、素晴らしく車椅子で散策しやすい公園になります。

 

未整備エリアの開発も含めて、相模原市の今後の対応を期待します。