駒場公園(東京都目黒区2018/09)

~洋館の公開がまもなく再開されます、重要文化財が鑑賞できる区立公園~

○昭和の名建築を楽しむ公園

東京都目黒区が管理する「駒場公園」は、前田侯爵家が昭和初期に建築した、洋館和館が楽しめる公園です。入園は無料。施設見学も無料です。

2016年7月から、洋館は保存整備工事のため長期休館していましたが、2018年10月27日から一般公開が再開されます。

駒場公園

○駐車場はない

車椅子での「駒場公園」利用上の注意点です。

駅からは徒歩10分弱、専用駐車場はありません。公園の周囲は一方通行路で、複数コインパーキングがありますが、現時点では障害者用駐車区画の用意があるコインパーキングはありません。健常な同乗者がいれば駐車可能な、一般的なコインパーキングです。

 

○舗装路は一部

「駒場公園」内の散策路は、舗装路はごく一部で、ほとんどは未舗装路です。車椅子が動けなくなるほどの深い砂利路面などはありませんが、ガタゴト路を通る必要はあります。

駒場公園

○夏は蚊が多い

「駒場公園」は、自然の植栽をいかした公園です。したがって立地からイメージするよりも、夏場は蚊の攻撃が激しい可能性が高い。十分な備えをして利用してください。

 

○休館日あり

2018年10月から公開が再開される洋館は、原則月曜日と火曜日が休館です。開館日情報を確認して利用してください。

 

○基本はバリア構造

洋館は古い建物ですから、内部は車椅子では見える限りの利用になります。保存整備工事によっても、おそらくはエレベーターの増設はされていないと思われます。

 

一般公開再開後には、イベントの開催が予定されています。車椅子利用上の注意点を承知の上で、ご利用ください。

渋谷ストリーム(東京都渋谷区2018/09)

~駅直結で地下駐車場あり、新しく誕生した渋谷のグルメタウン~

渋谷ストリーム

○もちろんバリアフリー

2018年9月に誕生した「渋谷ストリーム」は、もちろんバリアフリー設計。車椅子で利用できます。一般商業フロアは1Fから3F。4Fはホテルロビーなど。4Fから6Fはホールを併設。上層階はホテルとオフィスというコンプレックス施設です。

渋谷ストリーム

○渋谷駅からは2Fで直結

再開発が続く渋谷。駅からは2Fで直結します。また地下駐車場があり、障害者用駐車区画の用意があります。「渋谷ストリーム」は、電車でも車でも、車椅子でアクセスできます。駐車場はヒカリエと提携。両駐車場とも、どちらの店舗利用でも駐車料金の減免サービスを受けられます。

渋谷ストリーム

○障害者用トイレは3カ所

障害者用トイレは2Fから4Fにそれぞれ一つ配置。エレベーターは、利用できる階数がそれぞれですが、4系統用意されています。エスカレーターが要所に配置されているので、観察すると、健常者の多くはエスカレーターに流れています。

渋谷ストリーム

○メインエレベーターが空いている

施設の中央部にあるメインのエレベーターには、車椅子ベビーカー優先基が用意されています。開業直後の混雑時に行きましたが、このメインエレベーターがガラガラに空いていました。1Fの乗り場が見えにくいことが主要因かと思われます。メインエレベーター利用で、車椅子での上下階移動が快適にできました。

渋谷ストリーム

○1Fの川沿い店舗はテイクアウト

1Fは再生された「渋谷川」沿いに歩道があります。川沿いのお店はほとんどテイクアウトのグルメ店。開業直後の一番人気店は、レモネード専門店のようです。

渋谷ストリーム

やや歩道自体も狭いので、人気店に行列ができると車椅子での移動がギリギリの幅になります。車椅子目線で狭さを感じたのは、ここだけです。

渋谷ストリーム

○グルメ店は多種多彩

一般商業エリアの1Fから3Fに入るお店は、ほぼすべてがグルメ系です。「渋谷ストリーム」は、グルメタウンといって間違いありません。

車椅子で決定的に利用できないお店は無いように見えましたが、やや狭い、あるいはカウンター席主体のお店はあります。各店のバリアフリー状況は、ご自身の障がいの状況に応じて個別に確認してください。

渋谷ストリーム

○周囲はバリア店だらけ

「渋谷ストリーム」の周囲は、数多くの飲食店が並んでいます。あらためて近隣のお店を見て回りましたが、段差あり、階段あり、狭い店内、カウンター席だけなど、車椅子で利用出来るバリアフリー店は全くありません。車椅子利用者にとって「渋谷ストリーム」は貴重なグルメタウンです。

渋谷ストリーム

 

大変貌中の渋谷に誕生した大型再開発施設「渋谷ストリーム」は、車椅子で利用出来るバリアフリーグルメタウンです。問題は混雑。車椅子利用者は、ピークをずらした利用をお薦めします。

三井記念美術館「仏像の姿」(東京都中央区2018/09)

~表情、衣服とアクセサリー、動きとポーズなどから仏像を観る企画展~

 

○会期序盤から人気

日本橋の三井記念美術館で2018年9月15日から11月25日の開催。「仏像の姿(かたち)~微笑む・飾る・踊る~」展は、会期序盤から人気です。アートとして仏像を評価する企画展。仏師をアーティストと位置付けています。

三井記念美術館「仏像の姿

○車椅子で見やすい展示

三井記念美術館は、1Fエントランスの箇所は階段で、車椅子では昇降機の利用、インターフォンでビル管理事務所に連絡します。あとはすべてバリアフリーな美術館です。

「仏像の姿」展は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。また本展はすべての作品が、車椅子からの低い目線でも見やすい展示方法です。

三井記念美術館「仏像の姿

○半分は個人蔵

展示されている仏像は、お寺や博物館が所蔵する重文指定の像もありますが、約半分の仏像は個人蔵となっています。ポスターに起用されている「不動明王立像」は、13世紀の作で個人蔵です。

三井記念美術館「仏像の姿

○ワンポイント解説が面白い

展示されている仏像には、それぞれアートとして見るべきワンポイント解説があります。これが面白い。表情、衣服とアクセサリー、動きとポーズなどから仏像を観る企画展です。そういう目線でのチェックポイントがはっきり分かります。

三井記念美術館「仏像の姿

○藝大とのコラボ企画も

最後の「展示室7」は、東京藝術大学保存修復彫刻研究室とのコラボ企画で、仏師の技を製作者サイドから解説します。この展示も車椅子からの見学に大きな問題はありません。藝大で製作された模刻芸術から、古来の技術が今に伝わっていることを実感できます。

三井記念美術館「仏像の姿

企画としてとても面白い「仏像の姿」展です。混雑以外には、車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。会期終盤は混むかもしれません。なるべく空いているタイミングを狙って、車椅子でお出かけください。