小平ファーマーズマーケット「むーちゃん広場」(東京都小平市2017/12)

~建物内は最新のバリアフリー仕様です、JA東京むさしの直売ショップ~

 

2016年新築店舗

JAの直売店舗です。エリアは三鷹、小平、国分寺、小金井、武蔵野。1998年に5つのJAが合併して「JA東京むさし」になりました。「むーちゃん」は「むさし」の「む」由来のキャラクター。建て直されて2016年10月に誕生した新築店舗です。最新のバリアフリー施設。安心して車椅子でご利用ください。

小平ファーマーズマーケット「むーちゃん広場」

・難点は駐車場が狭いこと

駅からも近い立地ですが、やはりアクセスは車が便利。敷地内の第一駐車場と、隣接する第二駐車場があります。第一駐車場は青梅街道から直接入るのではなく横道から。踏切が近いための配慮だと思われます。障害者用駐車区画は第一に1台分確保。ただし第一駐車場は狭く、障害者用区画自体も停めにくく狭い。移動が苦にならない車椅子利用者は、第二駐車場の利用が賢明かもしれません。ご自身の障害に応じて、ご判断ください。

小平ファーマーズマーケット「むーちゃん広場」

・直売ショップ最高レベルのトイレ

2016年新築店舗ですから、まだまだピカピカ。1F建物内にトイレがあり、障害者用もあります。JAショップにありがちな、安普請仕様ではありません。2017年時点では、全国JA系直売ショップ中で最高レベルのトイレではないでしょうか。構造的に売り場と区分けされたスペースにあるので、利用者も少ないと思われます。素晴らしいトイレがある産直ショップです。

小平ファーマーズマーケット「むーちゃん広場」

・フリースペースと屋上庭園あり

3フロア構造の建物で、1Fが小平ファーマーズマーケット「むーちゃん広場」。2Fは3つの多目的ホール。3Fが一般公開スペースで、飲食ができる休憩スペースと出入り自由な屋上庭園があります。エレベーターは完備。まるで公共施設のような設計です。休憩スペースはテーブルと椅子が置かれたフリースペース。屋上庭園は植栽があり眺望がよくバリアフリー。安心して車椅子でご利用ください。

小平ファーマーズマーケット「むーちゃん広場」

売り場そのものは、それほど広くはなく中規模産直店舗のイメージ。もちろん店内は段差のないバリアフリー仕様です。

小平ファーマーズマーケット「むーちゃん広場」

こんなに綺麗なJA直売ショップは他にない。ぜひ機会があれば車椅子でお立ち寄りください。

井の頭恩賜公園・ゾウのはな子像(東京都武蔵野市2017/12)

~ゾウのはな子像は吉祥寺駅の北口です、井の頭公園開園100年のメモリアル~

 

・全長2.5mの象の像

2016年に亡くなった井の頭公園のゾウのはな子。2017年5月に像が完成しました。設置場所は吉祥寺駅北口ロータリーの一角。それほど大きな像ではないので、駅北口に降り立っても、パッと目に入りません。北口のバス停群を東に進み、信号のある最初の横断歩道でロータリーを北上してください。そこに像があります。車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。

井の頭恩賜公園・ゾウのはな子像

2017年は開園100周年

井の頭恩賜公園は2017年で開園100年。「はな子像」の設置には100年記念の意義もあります。残念ながら、公園は未だにあまりバリアフリーではなく、ルートを下調べしないと車椅子では苦戦します。トイレの新設など少しずつ改良は行われていますが、現在のところ大幅なバリアフリー改修はありません。

井の頭恩賜公園・ゾウのはな子像

・「ゾウのはな子」の物語

はな子には3つのストーリーがあります。タイの王国および篤志家による戦後日本の復興支援の象徴であったこと。事故により殺人象と批判されたこと。そして動物園での劣悪な飼育環境が国際的に問題になったこと。もちろん「はな子像」には、何もそのような解説はありません。

 

・歴史を伝えるアイコンになるか

戦争による国家の破たんと復興への国際援助。娯楽と動物愛護の価値観の変遷。環境意識の高まり。学ぶことが多々ある「はな子」の物語です。「はな子像」は歴史を伝えるアイコンになるか。今後も文化的なイベントの開催などが継続するといいのですが。

 

「はな子」の歴史とその意味を知る世代の方に、訪れていただきたい吉祥寺駅北口ロータリーです。

東京都 武蔵野市 武蔵野市立吉祥寺美術館(2017/12)

~開館15年になりました、吉祥寺の小さな町の美術館~

 

・いまだに元伊勢丹

吉祥寺伊勢丹新館の7Fに2002年に開館した「吉祥寺美術館」。伊勢丹の撤退が2010年。年月が経ちましたが、やっぱり皆さん「元伊勢丹」と呼んでいます。現在の呼び方で正しいのは「FFビル」か「コピス吉祥寺A館」です。美術館は変らず元気に開館しています。

武蔵野市立吉祥寺美術館

・上質な小空間

「吉祥寺美術館」は車椅子での利用に大きな問題はない、バリアフリー美術館です。エレベーターで7Fへ。無料エリアに広い障害者用トイレがあります。障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入館料が無料に減免。常設展、企画展、両会場ともフラット路面のバリアフリー空間。小規模ですが品の良い上質な小空間です。展示替え期間は休館になるので開館カレンダーを確認してお出かけください。

 

・おそらく空いています

例外的なシーンは当然あると思いますが、経験上館内が混んでいるのは見たことがありません。週末でも、おそらくガラガラです。混雑は車椅子の敵。空いているのは良いこと。ゆっくり静かに展示室内を鑑賞できます。その分、騒いでしまうタイプの知的な障がいのある人と一緒のときは気を使います。この点はご注意ください。

 

・常設展は2

企画展は年間5~6本開催。常設展は2つの展示室。浜口陽三氏の銅版画「浜口陽三記念室」と、萩原英雄の木版画「萩原英雄記念室」があります。どちらも小規模な記念室ですが、凛とした空気が流れる上質な美術空間。車椅子で訪れる価値はあります。

どちらの展示にも、特別な地元意識はありません。小さなロビーの壁面には、吉祥寺北口駅前風景、の絵が飾ってあります。

武蔵野市立吉祥寺美術館

・町にあるべき小さな美術館

企画展でも入館料は300円です。スペースコスト、人的コストがそれなりにかかっているので、運営は楽ではないでしょう。でも、こういう上質な美術施設がある町は、素敵です。末永く営業が継続することを願います。

 

美術館自体は滅多に混みませんが、コピス吉祥寺はベビーカーのお客さんが多く、エレベーターが混むことがあります。そういうビルだと思って、車椅子でご来館ください。