井の頭自然文化園(東京都武蔵野市2018/05)

~動物園だけではなく彫刻園が凄い、芸術の森でもある都立の施設~

井の頭自然文化園

・園内はバリアフリー

吉祥寺井の頭公園に隣接。動物園の本園と水生物園の分園がある都立の施設です。入園料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免。専用駐車場はありませんが、近隣の井の頭公園都立駐車場なら駐車料金の障害者減免があります。

分園の水生物園は井の頭公園の中に位置します。井の頭公園はあまりバリアフリーではなく、車椅子で通行できる道路からの出入り口が限定的。吉祥寺通り側からアクセスしてください。この点さえクリアできれば、本園分園とも園内はほぼバリアフリーです。

井の頭自然文化園

・水生物館内にインドアトイレあり

分園の水生物園からバリアフリーの詳細をご紹介します。オフロードなのは「水辺の小道」。ここ以外の通路は車椅子で楽に通行できます。屋外一戸建て方式の公衆トイレ内に障害者用あり。十分に実用に耐えるトイレで、設備はまだ新しくウォシュレット付き。インドアトイレ派の方は水生物館へ。館内に一般トイレはありませんが、障害者用トイレがあります。こちらもとても広くて綺麗なトイレ。誰でもトイレ、という扱いになっています。

井の頭自然文化園

井の頭自然文化園

・本園は全域バリアフリー

本園の動物園です。園内の通路はすべて舗装路でアップダウンはほとんどありません。車椅子で通行不能な箇所はなし。屋外一戸建て方式の公衆トイレが4か所あり、すべて障害者用を併設。いずれも実用に耐えるトイレです。インドアトイレ派は、彫刻館B館へ。館内のトイレに障害者用が併設されています。

井の頭自然文化園

井の頭自然文化園

・象舎は「はな子」メモリアルに

2016年に69歳で亡くなった象のはな子。はな子の象舎は今もそのまま。大きなはな子の写真パネルが飾られ、屋内スペースが一般来場者に開放され、はな子の遊び道具などが展示されています。車椅子での利用は可能。象舎は「はな子」メモリアル施設になりました。

井の頭自然文化園

井の頭自然文化園

・本格アート施設、彫刻園

本園は動物園、という固定観念は間違いです。彫刻園は本格的なアート施設。目の肥えた大人の美術ファンが楽しめる施設です。

井の頭自然文化園

長崎の平和記念像は、彫刻家北村西望氏により、ここにあるアトリエ館で製作されました。氏の作品が並ぶA館とB館。さらに屋外展示されている作品は38点。ライトアップ設備もあります。すべて車椅子で鑑賞可能。動物ではなく、彫刻を見るために訪れる価値がある井の頭自然文化園です。

井の頭自然文化園

本園には野口雨情の書斎を移築した「童心居」があり、お座敷ですが時間貸しで利用することが出来ます。自然と文化を楽しむ施設。大人のお出かけ先にも、お薦めします。

深大寺周辺(東京都調布市2014/05)

~突然現れるそば屋街、車椅子でのご利用は慎重に、独特な雰囲気が魅力の古刹と江戸時代から続く深大寺そば~

 

独特の世界が広がる蕎麦エリアです。ただし快適なバリアフリー街ではありません。それでも車椅子で利用できる、といえばできます。上手に古刹とお蕎麦をお楽しみください。

 

アクセスはバスか車になります。車でいっても、各お蕎麦屋さんの駐車場か、民間の駐車場を利用することになります。

 

バス通りから門前に通じる横道に入ると、すぐに独特の雰囲気になります。うっそうとした木立に、古い造りのそば屋が点在。ここに似た街を見たことがありません。

 

おおよそ20軒くらいのおそば屋さんがあるでしょうか。道沿いにはそば屋以外は何もない、といういい方もできます。ちなみにほとんどのそば屋はお昼だけの営業で、夜は閉まります。これも独特の文化です。

 

人気のあるそば屋街です。休日のお昼時は賑わいます。ウエイティングがでているそば屋をよく見かけます。

深大寺周辺

さて車椅子ユーザーとして、どの店を選ぶかです。各店の「味」については、他のグルメ情報にまかせますが、バリアフリー目線でいうと、はっきりいってこの店、というそば屋はないと思います。

 

車で行った場合、乗降しやすい駐車場が空いているかどうかが第一選択肢でしょう。駐車場事情は各店それぞれ。いいところが空いている、という店があったらそこにして見ましょう。

 

段差についてです。おそらく20軒のそば屋の30%くらいは、入り口に階段があります。見ればすぐにわかるので、車を停めても段差があれば、他の店を探しましょう。さて入口に段差のない店がみつかった、とします。

 

ほとんどのそば屋は、店内の通路が狭く、小さなテーブルに小ぶりの椅子という調度です。それでもお店の方も気を使ってくれて、何とか車椅子でもテーブルセットをしてくれるとは思います。ただ混んでいるときは、ちょっと気が引ける雰囲気でしょう。そして、障害者用トイレを用意しているお蕎麦屋さんは、おそらく無いと思います。

 

という感じですので、深大寺そばを食べたい車椅子ユーザーは、休日はピーク時間をずらしたご利用をお薦めします。

 

 

古刹深大寺は、車椅子で行けないことはありません。もちろん通常ルートは段差だらけですが、迂回ルートを通るとなんとか。

案内表示があるので進んでください、近年、ゲゲゲの鬼太郎由来の街、という町興しを始めています。参道にはそういうショップもできていますので、お楽しみください。

 

深大寺の境内に、障害者用トイレが一応あります。近くでは、神代植物公園内の深大寺口近くにもあり、こちらのほうが良いトイレです。このエリアでのトイレ利用は、この2か所の選択になります。

 

古刹と江戸時代から続くそば屋街ですから、バリアフリー度が低いのもやむを得ないでしょう。それでもピークずらしと、迂回ルートで何とかなります。

 

全てのそば屋を食したわけではありませんが、お蕎麦はこしが強く美味しい。そしてなにより雰囲気が独特です。

蕎麦好きの車椅子利用者の方、気持ちで負けずに挑戦してください。

イオンモール東久留米(東京都東久留米市2013/07)

(写真はイメージです)

2013年4月オープン。もっとも都心に近いイオンモールです。

 

といっても周囲は広々していますし、駐車場も完全無料開放。開業直後はなかなかの混雑ぶりでしたが、最近は休日の午後3時ごろが混雑のピークのようですが、その時間帯以外は駐車場待ちなどもないようです。

イオンモール東久留米

ショップ的には普通のイオンモールです。そういう想像をして行っていただければ間違いありません。新しい施設ですから、基本的なバリアフリーはばっちりです。

 

駐車場からご説明します。モール施設の前庭ゾーンに平面駐車場があり、入り口近くに障害者用スペースがあります。

 

また、モール施設の道を挟んだ反対側に別棟の体駐車場があります。平面駐車場と立体駐車場は右折入場が禁止になっているので、どちらの方向から来るかで、入る駐車場がきまります。

 

立体駐車場に入場した場合、各階に障害者用スペースが数台あります。そこにとめて、駐車場のエレベーターを利用しても段差なくモールに行けます。もう一か所、モール棟の上部4Fと屋上も駐車場です。

 

別棟の立体駐車場から入場しても、その最上階から連絡橋を車で通ってモール棟4Fの駐車場に行けます。

そこにイオンモール特有のリモコンでゲートを開ける「障害者専用駐車場」があり、すぐそばのエレベーターでモールに直行できます。

イオンモール東久留米

4Fは屋内なので雨の心配がない点と移動距離が少ない点で、車椅子の方などは、このモール棟4F専用駐車場がベストだと思います。

 

そのすぐ横のスペースには、最近設置が増えてきた、留めやすい、降りやすい「シルバーゾーン」もあります。ご高齢のドライバーの方やちょっと足が悪い方などこちらの駐車ゾーンもお薦めです。

 

イオンモールに設置されている「障害者専用駐車場」の利用方法についてご説明します。

最初にサービスカウンターに出向き、障害者手帳を提示して利用を申請します。すると利用証明書的なカードとリモコンキーを貸与してくれます。すべて無料です。

 

利用する際は、専用駐車場入り口でリモコンキーを押します。すると入場バーが上がりますので入場してください。

 

任意のスペースに駐車し、駐車中は駐車許可書のカードをフロント付近に掲示しておきます。このリモコンキーと許可書は全国のイオンで共通して利用できます。障害者に優しいイオンです。

 

トイレも設備、広さとも合格です。近年出来たイオン系は、まず問題ないです。特に広さがあり、ベッドもついているので重度障害の方も利用し易いはずです。

 

売り場も総じて広々しています。移動も問題ないと思いますが、やはり問題は飲食スペース。どこのSCもそうですが休日はとにかく混みます。

 

混雑時の車椅子でのフードコートの利用は、あまり現実的ではありません。飲食専門店も混みます。この対策が課題です。

 

知的障害があり待つことが苦手な人でも、楽しく過ごせるように、車椅子でも奥に進めるくらい余裕のある設計のフードコートとか、予約が可能なレストランとか、もう一工夫を期待します。