椿山荘の紅葉(東京都文京区2017/12)

~車椅子での可動範囲は狭い庭園です、都心で楽しむ遅い紅葉~

 

・見ごろがクリスマスの年も

椿山荘の紅葉は例年ちょっと遅い時期。クリスマスにやっと赤く色づく木々がある年も。年の瀬には早咲きの梅がほころび始め、紅葉と梅の共演が楽しめることもあります。2017年はやや早めの色付き。11月下旬には色付き始めました。

椿山荘の紅葉

・車椅子では意外に狭い庭園

2万坪の庭園、5千本の広葉樹。一般的に広いイメージでPRされる椿山荘の庭園ですが、車椅子で実際に移動可能な範囲は意外に狭く、それほど時間がかからない紅葉狩りになります。

車椅子でのルートは冠木門からのアクセスがお薦めです。遊歩道を直線的に移動して「ほたる沢」付近までが可動範囲。ここまででも傾斜路です。ご自身の障害に応じて、無理のない紅葉狩りをお楽しみください。

椿山荘の紅葉

・周辺施設と併せた行動計画がお薦め

車椅子で紅葉狩りを計画する場合、椿山荘に加え周辺施設の散策を併せることをお薦めします。江戸川橋駅方面からアクセスした場合、神田川沿いに細長く続く「江戸川公園」の紅葉を最初にご覧ください。次が「椿山荘」。その次が「水神社」の大銀杏。最後が「肥後細川庭園」。一直線に並んだ施設群です。いずれも紅葉または黄葉の名所。お薦めします。

椿山荘の紅葉

・トイレは「肥後細川庭園」がお薦め

このルートで紅葉狩りを楽しむ場合、障害者用トイレは「肥後細川庭園」で借りることをお薦めします。椿山荘でトイレを借りようとすると、意外に大変。庭園のアップダウンをクリアし、段差を迂回し館内へ。そして障害者用トイレの数が少ない。車で来園して椿山荘の駐車場を利用するケース以外は、椿山荘トイレは積極的にはお薦めしません。

椿山荘の庭園は夜間ライトアップされます。暗くなってからの紅葉狩りを企画するなら、椿山荘だけで完結するするルートで計画してください。「肥後細川庭園」は閉まり、公園と神社には十分な夜間対応設備はありません。

 

都心で楽しむ遅い紅葉。庭園は原則バリア構造だと思い、椿山荘をご利用ください。

肥後細川庭園の紅葉(東京都文京区2017/12)

~ライトアップ企画が始まりました、晩秋を楽しむバリアフリー日本庭園~

 

・「ひごあかり」企画スタート

一昨年バリアフリーに生まれ変わり、昨年名称も変った「肥後細川庭園」。2017年は新企画「ひごあかり」がスタート。11月25日から12月3日まで開催の有料ライトアップイベントです。昼間の入園は無料。16:30にいったんクローズして17;30から有料。初年度は、障害者手帳による入園料の減免措置はありません。

肥後細川庭園の紅葉

・「竹あかり」など凝ったライトアップが美しい

有料イベントだけに工夫されたライトアップです。熊本を拠点に活動するアーティストによる「竹あかり」が秀逸。竹に穴をあけて光の空間を演出します。照明のカラーリングもハイセンス。雪吊りを中心に新しい日本庭園美を演出します。新企画としてはハイレベル。これは恒例化するでしょう。

肥後細川庭園の紅葉

・昼間の紅葉も美しい

紅葉本来の美を楽しむなら昼間です。「新江戸川公園」という名称で、手入れが行き届いていなかった時代を想うと隔世の感が。こんなに美しい紅葉を楽しめる潜在力があったとは驚きです。日本庭園は手をかけなければならない。紅葉美は人力で向上します。

肥後細川庭園の紅葉

・バリアフリールート完備

一般的に日本庭園は車椅子では攻略困難ですが、「肥後細川庭園」はバリアフリールート完備。お山側の段差路はバリアですが、フラット通路だけの通行でも十分に庭園美、紅葉美を楽しめます。障害者用トイレも完備。安心して車椅子でお出かけ下さい。

 

・「くまもん」はご愛嬌

「ひごあかり」開催中は「くまもん」のパネルも登場。お腹がくり抜かれ、顔を出して記念撮影ができます。これはお子様向けのご愛嬌。車椅子の高さでも利用できます。

 

車椅子で行く、新しい晩秋のイベントが始まりました。問題はアクセス方法。駐車場はなく、駅は遠い。それでも出かける価値はあります。新企画「ひごあかり」、お薦めします。

江戸川公園・水神社の紅葉(東京都文京区2017/12)

~桜の名所は紅葉も美しい、車椅子でゆっくり散策できる穴場スポット~

 

・江戸川公園は人工渓谷美

神田川沿いに細長続く「江戸川公園」。川沿いの桜並木が有名な公園です。神田川とは反対の高台沿いには人工渓谷的な造作があり、数多くの広葉樹が植栽されています。晩秋には紅葉狩りが楽しめる穴場。車椅子で歩道を散策しながら、人工渓谷美に映える紅葉を楽しめます。

江戸川公園・水神社の紅葉

・公園内歩道はバリアフリー

神田川沿いの歩道は、メインルートはバリアフリー。脇道にそれなくても、十分に車椅子から紅葉を楽しめる公園です。途中に自転車止めの柵がありますが、車椅子での通行は可能。2017年12月時点では、園内トイレの建て替え工事が行われています。

江戸川公園・水神社の紅葉

・水神社の大銀杏を愛でる

江戸川公園を早稲田方面に抜けます。公園を抜けても川沿いの歩道が続き、椿山荘、芭蕉庵と施設が並びます。その先にあるのが「水神社(すいじんじゃ)」。ここに一対の大銀杏が立ちます。この銀杏は大きい。大迫力の老銀杏です。晩秋には黄葉して黄金に輝きます。見る価値あり。車椅子で大銀杏を愛でに行きましょう。残念ながら小さな境内と祠は段差の上。車椅子では道路からの参拝になります。

 

・水門の守護神か

「水神社」とは変わったネーミング。創建や縁起に関するはっきりとした事実は不明な神社ですが、この地は江戸市民の水源「神田上水」の取水口関口水門がある場所。水門の神様として祀られてきたと伝承されています。そうであれば500年ほどこの地にある社か。大銀杏の樹齢もそれに近いものかもしれません。

江戸川公園・水神社の紅葉

更に進むとバリアフリー日本庭園「肥後細川庭園」があります。

都心の紅葉穴場スポット。晩秋の車椅子でのお出かけ先に、お薦めします。