道の駅白川郷 合掌ミュージアム(岐阜県白川村2017/05)

~車椅子で本物の合掌造りを様々な角度から勉強できます、必見の合掌ミュージアム~

 

・白川郷まで2kmにある道の駅

世界遺産白川郷。その入口、高速の白川郷ICのほど近くにある道の駅です。道の駅としては、設備は古くバリアフリー度も低い初期型タイプ。お薦めなのは「合掌ミュージアム」。道の駅のお土産売り場の奥に屋根続きである、合掌造り家屋のミュージアムです。入場無料。本物の合掌造りを様々な角度から勉強できる施設です。

 

・半分解体した合掌造りをスロープから見る

「合掌ミュージアム」は屋内施設。本物の合掌造りの家屋を、半分解体して移築。合掌造りが“輪切り”になっているとイメージして下さい。

お土産売り場の奥から入ると、そこは合掌造りの2Fから3Fの高さ。半地下構造のミュージアムで、合掌造りの周囲にスロープがあり、車椅子で上から下から横から、輪切りの合掌造りを見学できます。それほど急なスロープではありません。一般的な車椅子利用者なら利用可能。家屋内に乗りこむルートは一部階段があります。

車椅子では、バリアフリースロープからの見学だけで我慢して下さい。

道の駅白川郷・合掌ミュージアム

・建築過程を再現、詳しい解説あり

茅葺屋根を建築している様が、再現されています。作業員人形がリアル。作業に使用される道具の展示もあります。館内ではDVDが流れ、詳しい解説がリピート放映。合掌造りの構造、建築工法、メンテナンス手法などが、詳しく勉強できます。また屋内を覗きこむことで、内部構造の実際を現物確認できます。ここにしかない、輪切りの合掌造りです。

 

・車椅子で合掌造りの内部を見るならここ

白川郷の合掌造り家屋の中には、有料で内部を公開している物件がありますが、車椅子での利用はほぼ不可能。入口でバリアに跳ね返されます。車椅子で合掌造りの内部を見るなら「合掌ミュージアム」です。もちろん“輪切り”の合掌造りも、白川郷にはありません。

 

・レベルは低いが障害者用トイレも借りるべき

道の駅白川郷に寄る人は、全員が本当の目的地は白川郷のはず。白川郷は人気です。世界の観光地です。もの凄く混んでいることを想定すべき。白川郷には公衆トイレがあり障害者用トイレもありますが、たいへんな状況になっている可能性があります。道の駅白川郷は、白川郷に入る前の最終観光施設です。正直レベルは低いトイレですが、車椅子利用者は目的地の白川郷に向かう前に、道の駅白川郷で休憩することをお薦めします。

 

・ミュージアムは17時まで

道の駅認定のある施設なので、公衆トイレは24時間オープン。「合掌ミュージアム」は17時まで。また年末年始は休館します。

 

見る価値ありの「合掌ミュージアム」です。白川郷観光のスケジュールに上手に組み入れて、輪切りの合掌造りを車椅子で見学してください。

白川郷(岐阜県白川村2017/05)

~展望台は無理ですが通路は車椅子で通行可能です、世界遺産萩町合掌造り集落~

 

・世界で大人気、大混雑を覚悟

世界遺産白川郷。今回訪問時は、外国人観光客比率が8割を超えている印象。日本人とは、時々すれ違う感じです。せせらぎ公園駐車場には大型観光バスがずらり。「であいの館」のトイレには多少の行列発生。オールシーズン、混雑を覚悟すべき世界の観光地です。

白川郷

・「であい橋」までが、車椅子の難所

駐車料金は2017年4月から値上がりして1回千円。障害者減免はありません。障害者用駐車区画は、駐車場の入口近く。誘導スタッフがいるので、車椅子利用の旨を申告相談して下さい。

萩町合掌造り集落へは、庄川を渡って進みます。駐車場からスロープルートで川辺へ上り「であい橋」で川を渡ります。

ここまでが混雑時は車椅子の鬼門。傾斜はたいしたことはありませんが、スロープも橋も幅に余裕がなく狭い。観光客が写真を撮りまくるので、渋滞します。世界からのお客様に車椅子をぶつけないように、ゆっくり慎重に進んで下さい。

白川郷

・混雑嫌いなら「かん町」方面へ

「であい橋」を渡り、萩町合掌造り集落に入れば、車椅子が人にぶつかるほどのことはないでしょう。ただ、観光に夢中になっている人たちは、予測不能な動きをするのでご注意。観光客が少ないエリアは「かん町」。「であい橋」を渡り「本通り」を右に向かうエリアです。混雑嫌いなら「かん町」方面がお薦めです。

白川郷

・展望台、神社は車椅子では無理

集落内の観光通路は、多少のデコボコはありますが、車椅子での通行は可能です。世界遺産の合掌造りをご堪能ください。バリア構造で車椅子での立ち入りが無理なのは「萩町城跡展望台」「白川八幡宮」そして合掌造り家屋の内部見学です。車椅子観光は諦めることをお薦めします。

白川郷

・集落内に障害者用トイレは5カ所

集落内には公衆トイレが整備されています。すべての公衆トイレに障害者用が併設されていて、その数合計5か所。観光地としては、よく整備されているほうです。いずれのトイレも、あくまで公衆トイレレベル。ピカピカなトイレをイメージしないで下さい。また混雑時はたいへんです。車椅子利用者は、できればピークズラシをして、観光に訪れたい白川郷です。

白川郷

・お金を使う場面は、あまりないかも

車で来ると駐車場代で千円かかります。それ以外にお金を使うシーンはなにか。

有料の見学家屋は車椅子では無理。飲食店もあまり車椅子向きではない。展望台へのシャトルバスには乗らない。となると車椅子利用者がお金を使うとすると、ソフトクリームを買う、お土産を買う、くらいでしょうか。ただそういうお店も少なく、選択肢はあまりありません。

お金を使うシーンは、あまりないかも。健常な人にしても、来て観て写真をとるだけ。おそらく一人あたりの現地消費金額は、とても少額な白川郷だと想像します。

 

 

車椅子で合掌造り集落を“観る”観光は十分にできます。できれば大混雑日を避けて、世界遺産の観光にお出かけ下さい。

高山さんまち(岐阜県高山市2017/05)

~世界の人々が浴衣で散策、トイレは安心、駐車場は苦戦する古い町並み~

 

・一番人気は飛騨牛にぎりのテイクアウト

大人気の観光地、飛騨高山の古い町並み。世界中から観光客が訪れています。5月の高山は浴衣OKの気温。様々な人種の観光客が、素敵な浴衣姿で散策しています。浴衣姿の行列が出来ていたのは、飛騨牛にぎりのテイクアウト。食べる前に皆さん自撮りで記念写真。お煎餅屋さんでは、イスラム教徒向けにハラルの案内が出されています。

高山さんまち

・世界の人々は車椅子に優しい

高山さんまち、古い町並みの観光は、十人単位の団体行動は難しいようで、少人数のグループが多い。団体行動ではない分周囲に目が配れるようで、世界の人々が車椅子に気を配り、道を譲ってくれます。支援の声をかけてくれる人も。観光客同士の温かさが嬉しい、古い町並みです。

 

・障害者用トイレは心配なし

古い町並みですが、市営駐車場に併設された公衆トイレ、観光案内施設など、障害者用トイレは数多くあるので安心して下さい。高山さんまち一帯には、新しく出来たCVSが何軒かありました。新しいCVSのトイレはバリアフリー。綺麗なインドア障害者トイレなら、CVSが狙い目です。

 

・駐車場は苦戦覚悟

アクセスは車が便利ですが、観光シーズンの週末、周辺道路は渋滞。駐車場は、数はあるのですが、いずれも収容台数が少なく満車確率は高い。見る限り、バリアフリーレベルが高い駐車場は少ないようです。古い町並みから少し離れた駐車場の利用も視野に入れた行動計画を立てて下さい。複数ある市営駐車場は、障害者手帳の提示で料金が無料に減免されます。そのなかで「かじ橋駐車場」は機械式で、大きい車は入庫できません。

高山さんまち

・物販店舗は車椅子入店可の店が多い

古い町並みのお店は、想像以上に車椅子で入店できます。出入口の段差にはスロープ。内部の通路幅は並み以上。こういうお店が目立ちます。通りからそのまま買える、煎餅やお団子などのテイクアウト店も、車椅子で利用可。古い町並みの道は、車両通行止めでフラットな道が多く、ほとんどは車椅子で散策しやすい道です。むしろ周辺一般道の歩道のほうが、狭くてガタゴト。車椅子では慎重な移動が求められます。車椅子でも楽しめる古い町並みです。

高山さんまち

・周辺施設もバリアフリー

高山市には数多くの観光施設があります。飛騨の里、飛騨高山美術館、高屋祭りミュージアム・・・。ほとんどはバリアフリー対応という案内。時間があれば、古い町並みだけではなく、周辺のバリアフリー施設にお出かけ下さい。

 

車椅子で楽しめる観光地です。敵は混雑と荒天。良い季節、良い天気で、激しく混まない日。出来ればそういう日を選び、飛騨高山に車椅子でお出かけ下さい。