コーチャンフォー若葉台店(東京都稲城市2015/08)

コーチャンフォー若葉台店

~若葉台の街にジャストフィットしています、北海道から進出してきた超大型複合店~

 

本、雑貨、文具、CD・DVD、そしてドトールコーヒーによる複合店。

敷地5130坪、駐車場は600台、建物2622坪、売り場はワンフロア2000坪というスケールで、2014年10月に開業しました。

 

北海道で9店舗を展開しているチェーン店の、北海道以外での初の出店です。コーチャンフォーとは「四頭立ての馬車」のこと。四頭とは「書籍」「文具」「音楽&映像」「カフェ」を意味します。

 

売り場2000坪の内、50%の1000坪が本、30%が雑貨と文具、20%がCD・DVD、10%がドトール。おおよそこんな売り場構成です。

 

広い売り場での圧倒的な品揃えが魅力。例えば、コミックの棚にはシリーズ単位の中差プレートがある、キャラクター文具売り場は、キャラクター単位で棚が分かれている等、なんでもガンガンと品揃えをして陳列する手法です。この売り方が、北海道で当たりました。他の数百坪クラスの複合店を圧倒した勝ち組です。

 

若葉台店も広さで圧倒します。既存の複合店は、広くても500坪程度。北関東に1500坪クラスのツタヤがあり、そこがこれまでの最大級店舗。北海道以外では初の2000坪店舗です。

 

しかも最新のコーチャンフォー店舗ですから、既存の北海道の店舗と比較しても、内外装のクオリティー、什器の質と配置、品揃え、サイン表示など、進化しています。最新、最強、そして最大のコーチャンフォーが東京に誕生しました。

 

最新ですからバリアフリーも充実しています。広い駐車場には使いやすい障害者用駐車スペースが完備。傾斜地を利用した店舗で、店舗の横と下に駐車場がありますが、下の駐車場からはエレベーターあり。

コーチャンフォー若葉台店

店内の通路幅は余裕があり過ぎるくらい。床面はもちろん完全フラット。ピカピカの障害者用トイレあり。ということですから、車椅子で快適に利用できます。

 

北海道の店舗をみたときの印象は、「土地代が安いところで成立するビジネスモデル」であり「メーカーや問屋の協力で成立するキャッシュフロー」です。

 

この店舗の立地は駅近なのですが、周囲は大型の郊外型商業店舗、ヤマダ電機、ケーズデンキ、ユニディなどが並びます。かなり良い条件で、土地の手当てが出来たのでしょう。

 

仕入れた商品代の請求の据え置きや繰り延べ、分割支払いなどの“メーカーや問屋の協力”は、十分に得られた雰囲気が伝わってきます。

 

北海道でのビジネスモデルを、東京でやってみたら、土地もお金も何とかなりました、というところでしょうか。やってみるものです。

 

独自のポイントカードあり、クレジットカード可、色の選べるブックカバーサービス。こういうサービスも北海道の店舗と変わりません。

 

みるところ、売上としては本がダントツ一番、付加価値貢献としては粗利率の高い雑貨と文具、CD・DVDはこの売り場面積を支えるほどの売上利益は厳しそうな感じです。この“三頭”の商品回転率は、平均すれば年間1回から2回の間くらいではないでしょうか。この“三頭”で集客して、実際にはドトールで儲ける。収益構造としてはそんなイメージに見えます。

 

若葉台の街は、多摩ニュータウン開発の最後発エリアです。バブル崩壊後の1990年代中盤頃から本格的に開発が始まった、まだ新しい街。

特にコーチャンフォー若葉台店がある駅北側エリアは新しく、駅から一定区間が商業集積で、その先はマンションが立ち並ぶ新興住宅地です。

 

この若々しい街に、コーチャンフォーの店舗は良く似合います。若葉台に住んでいる人にとって、コーチャンフォーの出店はとても喜ばしいことではないでしょうか。街の文化度が2段階くらい引きあがった印象です。街の名所であり、住民の自慢にもなるコーチャンフォーだと思います。

 

おそらくお客さんはしっかり定着すると思います。店舗スタッフも安定して確保できるでしょう。短期的なリスクはドトールの売上。中期的なリスクはメーカーや卸の協力度合い。長期的なリスクは地代賃料。こんな印象です。

 

若葉台の地で、長く続く店舗になるといいですね。特色ある独自の商法を大切にしてください。