お部屋やプールでうつ伏せができる道具

お部屋やプールでうつ伏せができる道具

重度の身体障害がある人は、自分で身体の姿勢を保つことができません。寝返りもできません。もちろん状況は違うのですが、運動機能としては、生まれたばかりの新生児をイメージすると解り易いかもしれません。

ということは、普通のクッションにうつ伏せをすると、息が出来なくなる可能性もあります。

お部屋やプールでうつ伏せができる道具

重度の身体障害がある人は、外出時はカスタマイズした特殊車椅子を利用します。では自宅ではどうしているのでしょう。普通のソファーなどでは座位が保てません。

良く使用されるのは、ビーズを入れた変形自在なクッションです。重度な障害の人も安定した姿勢が保てます。

また、その人に合った形状の専用の椅子、あるいはソファーを作って利用する人もいます。そういう道具の製作をしてくれる専門の工房も数多くあります。

 

いずれの場合も、姿勢の基本は仰向けです。同じ姿勢が長時間続くと辛いですよね。障害のある人も同じです。立位は無理なので、横を向いたり、うつ伏せになったりしたいところです。体の角度も水平だけではなく、頭が上がった状態でのうつ伏せなどもしたいところです。そこでそういう道具があります。

 

安全に楽にうつ伏せをするための道具、健常の世界に生きていると必要性がまったくない道具です。既製品から、セミオーダー品、フルオーダーメイド品まで、いろいろな製品があります。既製品の場合、複数のクッションを組み合わせて使用するものが多いですね。

 

組み合わせ方で、利用者に合わせて、オーダー品のように使用できます。高さがあるクッションを利用するときは、重度障害の人の場合は落っこちるリスクを想定する必要がありあます。高さ20cmからずりおちて手首を負傷することもあり得ます。その場合は、落下防止用のベルトなどをつけます。普通のクッションとは違います。

お部屋やプールでうつ伏せができる道具

うつ伏せが出来る道具の仲間に、プールで使える浮具もあります。ビーズクッション系のものもあり、クッション内部に水が浸透することで安定した体位を保てます。

陸上では動かしにくい部位も動かすことができる水中です。うつ伏せの体位にすることで、大腿部の筋肉のストレッチなど、動かしやすい部位が増えます。

こちらも複数の浮具を組み合わせることで、より自由な体位をとることが出来ます。ただ水中なので、より慎重な取り組みが必要です。

 

重度身体障害の人の生活を支える道具は、いろいろあります。役立つ特殊な道具を、これからもご紹介していきます。