山梨県 河口湖町 富士山雪まつり(2015/01)

富士山雪まつり

~新しいイベントが誕生しました、富士山4合目の雪を運んで創った雪まつり~

 

河口湖の新イベント、富士山雪まつり。2015年は1/15から2/25の日程で開催されています。昨年は試験開催だったので、2015年が“初”になるイベント。早速車椅子で会場に行ってみました。

 

報道によれば、雪は富士山4合目から運搬したもの。集客の落ちる冬場の河口湖を盛り上げて、ゆくゆくは札幌雪祭りをしのぐスケールのイベントを目指し、特に海外からの観光客の誘致を狙いたいとのこと。壮大な野望を秘めたイベントです。

 

場所は河口湖美術館の隣の公園スペース。無料駐車場は100mほど離れたところに100台分くらいを確保。河口湖美術館の駐車場は、あくまで美術館利用者専用で、雪まつりの人はダメ、と大きく書き出されています。

 

無料駐車場は、障害者に対する特別な配慮はありません。停めやすいところに停める方式です。今回訪問時は、ほぼ満車状態。ゆったり乗降できるスペースを狙って、最も会場から遠い奥のスペースに停めました。そこから雪まつり会場までは200mほどの距離になります。

 

駐車場から雪まつり会場までの車椅子での移動環境です。歩道完備の道を行きますが、デコボコ、ガタゴトが結構あり、なぜか途中では傾斜がありと、それほど通り易い歩道ではありません。

更に、横断歩道の箇所で、歩道と車道の段差解消がないところもありました。実際に通ってみると、見た目よりもバリアのある歩道です。でも介助の人がいれば、なんとかなるでしょう。

 

会場に到着。公園一帯に雪がまかれ、雪像や雪だるまが設置されています。有料の遊び企画としては、スノーモービルで8人乗りのボートを引っ張って400mコースを走るアトラクション。そして、小さな雪山をレンタルのソリで降りる企画がありました。テントショップ、屋台はかなりの数が出店していて、屋台系の食べ物、地元名産品、お土産品などが販売されています。

 

今回訪問時の気温は8℃。会場の雪は解けかかり、足元はグシャグシャ。車椅子で回遊するには勇気のいる状況でした。普通の靴で来場している人も、引き気味です。やはり雪まつり会場には、それなりに足元を固めて出かけましょう。ちなみに会場には、トイレはありません。この点もご注意ください。

 

河口湖畔での雪まつりを、なるべくバリアフリーにするにはどうするかです。

一冬に数回は雪が降り、降れば積もります。この天候の場合は、どうしようもないと思います。車椅子は雪には勝てません。

天気がよく、通常の道路にはほとんど雪がないような状況の時。こういう時には、雪まつり会場を、鑑賞ゾーンとプレイゾーンに分けて、鑑賞ゾーンの通路は雪の無い状態、あるいは鉄板通路などを造り雪の無い通路を造る。そうすると車椅子ユーザーだけではなく、集客したい雪の無い国から来ている海外観光客も、観光しやすいと思います。

東南アジアからの観光客は、長靴持参で河口湖には来ていません。同じ河口湖町の西湖の樹氷まつりは、雪がない通路があります。参考にすべきと思います。

 

現状の開催要領の中で、車椅子ユーザーがこの雪まつりを鑑賞するとしたら、おそらく河口湖美術館に普通に行き、駐車場はそこを利用して、入場料を払い中に入り、障害者用トイレは美術館で借りて、美術館から雪まつりの会場の様子を見る、雪像などを眺める、という方法でしょう。それが最善だと思います。

 

まだ生まれたばかりのイベント。これから年々開催要領が変わっていくはず。バリアフリー対応の変化について、期待をこめて数年間は見守っていきたいと思います。