おらがそば茶屋(栃木県芳賀町2015/01)

芳賀町 おらがそば茶屋

芳賀町おらがそば茶屋

~広くて綺麗な店内に美味しい蕎麦、社会福祉法人が運営する“使える”お蕎麦屋さん~

 

社会福祉法人が経営し、障害のある人が働いている飲食店。パン屋さんに加えて喫茶サービス、というスタイルが主流でしたが、近年はお蕎麦屋さんも増えてきているようです。

寄付や助成が多少はあるにせよ、実際に商売として採算を確保するのは大変なことでしょう。苦労話をよく聞きます。

 

「おらがそば茶屋」は、社会福祉法人「こぶしの会」が運営するお蕎麦屋さんです。安い、旨い、綺麗で広い。純粋にお蕎麦屋さんとしてお薦め。トイレは完全な車椅子対応ではありませんが、広い設計で手すりもあるので、つかまり立ちが出来るレベルの障害の人なら利用可能です。介助の人がいれば、もっと重度な障害の人でも使えるでしょう。

 

アクセスは車。駐車場はお店の前に十台分ほどあります。障害者用駐車スペースの設定は無いので、乗降しやすい場所にお好きに停めてください。

店舗への出入り口のドアは、残念ながら手動ドアですが、段差はありません。連れの人がいれば、車椅子でも問題なく利用できます。もし一人で苦戦したら、きっと店内から様子を見ているスタッフが、介助に来てくれると思います。そういう雰囲気です。

 

店内は周りがテーブル席で、中央にカウンター形式の席が配置されています。スペース的にゆったりしているので、どちらも車椅子で楽に利用できます。

 

入店すると「いらっしゃいませ。お好きなお席どうぞ。」と声がかかります。厨房、フロアとも、障害のある人が働いています。接客担当の方はとても丁寧な応対。全メニューの記載のある伝票をもって、注文をとります。注文のあった商品欄に印をつけての受注。しっかりと注文内容の復唱をします。

 

お蕎麦は十分に美味しくいただけます。麺の形状からみて、手打ちで手切りをしていると推定されます。出しつゆもいいお味。あったかいお蕎麦も合格。蕎麦湯もOK。天ぷらも注文しましたが、揚げたてで美味しい天ぷらでした。お値段が納得の価格です。いわゆる“CPが高い”お店だと思います。

 

店内の壁面には、障害のある人や支援者の人の絵画などの作品が展示されています。お蕎麦が出来るまでご覧ください。

他の作業所で作っているお菓子類も販売されています。

伝票の裏がアンケートに。こちらは食後にご記入ください。

 

営業は週に5日間で月火が定休、11時から14時のランチタイム営業です。

採算的にどうなのでしょう。席は約30席あります。2回転するとしてお客さんが60人、平均客単価を700円として、一日の売上が4万2千円。月に22日営業として月商92万4千円です。

 

お店は広くて清潔です。お蕎麦はCPが高く満足できます。社会福祉法人さんが運営する飲食店のなかでは、もちろん個人的に知る限りですが、最高ランクのお店だと思います。近所には競合店は全くありません。お腹が空いたら、ぜひご利用ください。