世界貿易センタービルWTC(東京都港区2015/05)

世界貿易センタービル

~改修により徐々にバリアフリーになっています、高度経済成長期のシンボル WTC~

 

昭和45年竣工、当時では東洋一の超高層ビルでした。以来ほぼ45年の歳月が流れ、世の中はバリアフリー時代に進化。浜松町駅でJRやモノレールを利用すると、古臭いままに思えますが、貿易センタービルもそれなりにバリアフリーになりつつあります。

 

特にB1の飲食フロアは綺麗になり、ルートによってはそこにたどり着くのが解りにくく、やや不便もあるのですが、使いこなせば車椅子で快適に利用できます。

 

最上階はいまだに有料展望台が営業しています。古い展望台なのですが、現在では下階に降りる車椅子用の専用リフトが設置され、障害者用トイレも増築されました。障害者手帳の提示で、入場料が半額に減免されるサービスもあります。

地上40階。もっと高いタワーマンションがある時代ですが、昭和40年代の施設に後付されたバリアフリー設備に興味がある方は、ぜひそういう目線でご見学ください。

 

その下のフロアが「スカイホール」。結婚式場です。この式場は人気。眺望が良い上に、アクセスは抜群の立地。羽田空港利用のお客さんを招待するなら、最高の立地です。

結婚式以外のイベントやパーティも、もちろん可能な施設。駅直結、空港至近、そして高い所が好き、という人に、お薦めのホールです。

ただし、障害者用トイレは、40階の展望台フロアに専用リフトで登って利用することになります。それも楽しめる人ならお薦めです。

 

B2から3Fを結ぶエレベーターができました。その程度で喜んでいいのかはともかく、車椅子での縦の移動も出来るようになりました。

 

B1には障害者用トイレが出来ました。まだピカピカのトイレです。大門、浜松町でトイレを借りるならここです。WTCのB1トイレ。車椅子ユーザーは、覚えておくときっといいことがあります。

世界貿易センタービル

B1フロアのレストラン街のお店は、昔ながらのお店もありますが、今どきのバリアフリー店舗もあります。おおよそ半分くらいの店舗は、車椅子でも利用可能なイメージ。かつての絶望的な状況から比べると、バリアフリー上の大進歩といえます。

 

1Fエントランス周りの無駄な段差や、奥に広がる昔ながらの飲食街などはあまり変わっていません。ただ、昔ながらの1F奥の飲食街の一番奥にあるトイレには、障害者用トイレが併設されています。設備は古く、広さもいまひとつですが、あることはあります。

 

高度経済成長期のシンボル的なビル。ただのビルというよりは、経済成長という一つの思想を具現化した施設です。このビルの運営会社は昭和39年に設立されています。

敗戦から一流国にはい上がる、昭和30年代の熱い情熱がこもったビル。モノレール開業、首都高速開通、そして新幹線。前回の東京オリンピックで盛り上がった勢いを、そのまま持ち込んだ、そんな運営会社です。

このビルに、昭和の熱気が伝わるような企画展示などがあると面白いと思うのですが、現在は見当たりません。

 

バリアフリーになったといっても、基本が昭和45年のビル。限界はあります。最新のバリアフリー施設のイメージでは利用しないでください。そういう古い施設でも、ここまで進化しているという温かい目でご利用ください。