飯田橋天ぷら一心金子(東京都千代田区2015/06)

 

~安くて美味しいてんぷら屋さんが飯田橋に誕生、一心調理士紹介所会長のお店~

天ぷら一心金子

2015年5月25日開店。飯田橋駅のすぐ近く「プラーノモール」の天ぷら屋さんです。

 

モールはバリアフリー。お店の入口はフラット。店内はカウンターとテーブル席で、カウンター席は、椅子が可動式で普通の車椅子なら合う高さ、カウンターでもテーブルでも車椅子でのお食事は可能です。

障害者用トイレは、同じモールにあるスーパーの中にあります。

 

日本橋のランチ大行列店、天丼の「金子半之助」を御存じでしょうか。あの天丼に匹敵する、質、量、価格のお店です。すでにランチは、多少の行列が出来るようになりました。1000円以下から、十分に美味しい天丼を楽しめます。

 

こちら飯田橋は「一心金子」、日本橋は「金子半之助」。金子つながりです。情報によると、飯田橋「一心金子」のオーナーが叔父さん、日本橋「金子半之助」のオーナーは甥っ子さん、血縁関係のあるお店のようです。

 

飯田橋「一心金子」のオーナーは、「一心調理士紹介所」の会長さんということ。お店の前に、その旨の案内が掲示されています。

 

「一心調理士紹介所」とは、日本料理、特に天ぷらの職人を養成、登録し、お店に紹介、斡旋する組織。創業が明治38年というから驚きです。今日では調理士の紹介にとどまらず、日本料理店の経営全般コンサルティング業務まで、幅広い活動をしているそうです。

 

飯田橋「一心金子」のオーナーは、「一心調理士紹介所」の三代目の会長ということです。案内によると、昭和57年に三代目の会長に就任されているので、それなりの年齢の方だと思われます。

 

なぜ今、飯田橋に自らの直営店舗を開業されたのか、その真意、目的については、お店の内外での掲示案内は見当たりませんでした。今回訪問したのは、土曜日のランチタイム。筆頭の天ぷら職人さんが、50歳くらいの人。店舗スタッフの皆さんの胸には、ネームが入っていますが、「金子」名の人はいないようでした。

 

店舗のレジカウンターに、もう一件の天ぷら屋さんの案内がおいてあります。旧軽井沢の「天布良 万喜」。営業は4月中旬から11月中旬という案内。夏期間だけ、一心会の調理士が天ぷらを揚げるお店のようです。飯田橋の「一心金子」は年中無休。日曜営業ありのお店です。

 

美味しい天丼をいただき、掲示されている「一心調理士紹介所」の案内を読み、天ぷら職人紹介業のビジネスモデルに興味を持ちました。

 

調べられた限りの情報ですが、まず求職者である天ぷら職人が「一心会」に登録します。この時に登録料金は不要。

そして職場紹介が成約した場合に限り、上限で6か月間、報酬の10%を紹介フィーとして「一心調理士紹介所」が受け取る。求人側には一切フィーの負担が無い。こういうモデルのようです。

完全なる成功報酬制。このビジネスモデルで、創業以来約110年間事業が継続していることは凄いことです。求職と求人、天ぷら職人には双方のニーズがそれだけあるということ。日本料理界の懐の深さを感じます。

 

もう取り組んでいるのかもしれませんが、これからは「外国人」と「海外飲食店」を、事業ネットワークに組み入れると強いでしょう。底知れないニーズがあると思います。ある日、飯田橋「一心金子」に行くと、職人は皆外人だった。そういう日が来るかもしれません。