飯岡刑部岬展望館(千葉県旭市2015/04)

飯岡刑部岬展望館

~全くそうは見えませんが実は完全バリアフリー施設です、意外性が嬉しい展望館~

 

長年車椅子と付き合っていると、ここはバリアフリー、ここはバリア、と予測する勘が備わってきます。しかしこの施設は驚きました。絶対にバリア施設と思い込んでいたのですが、完全バリアフリー施設でした。嬉しい誤算です。

 

飯岡灯台と展望館が建つ、海沿いの高台です。南から見た場合、九十九里海岸の終点であり、銚子方面への屏風ヶ浦の始まりの地点。飯岡漁港の先から国道を離れ、急こう配の坂を登ります。無料駐車場完備。障害者用駐車スペースなど絶対にない雰囲気ですが、しっかり2台分あります。それも、今どきの障害者用駐車スペース区画の取り方です。どうぞご利用ください。

 

眺望は抜群。右手を見れば、九十九里海岸の全景が望め、その先には富士山がそびえます。夕方はサンセットが美しい、そういう角度の眺めです。

 

一方、左手をみれば、屏風ヶ浦が望め、日本最大規模の風力発電風車群が並びます。朝方はサンライズが美しい眺望になります。夜はどちらを見ても明かりが美しい、夜景スポットでもあります。

 

一帯が小さな公園のように整備され、遊歩道があり、車椅子でも快適に移動できます。敷地内に小さな飯岡灯台があり、そこまで簡単に車椅子で行くことが出来ます。そして3F建て構造の展望館があります。

 

展望館の1Fにトイレがあり、障害者用トイレがひとつ併設されています。外見は潮風で錆びついてボロボロ風。全く期待せずにドアを開けると、なかはピカピカのトイレ。設備、広さ、清潔、いずれも合格。ここにこんな立派なトイレがあるとは、知りませんでした。このトイレ、お薦めします。

 

展望館にはエレベーターがあります。外見からは全くエレベーターがある気配を感じませんが、建物中央部に一基。ただし、エレベーターの外見は潮風で錆びついてボロボロです。乗って故障したらどうしよう、と心配になりましたが、大丈夫でした。行先階ボタンは、やや強く押さないと反応しません。焦らずにしっかりとボタンを押してください。

 

2Fは屋内型の展望室。冬場の展望もここなら快適でしょう。今回訪問時は、東日本大震災での飯岡周辺の津波被害の状況を伝える、パネル写真の展示が行われていました。おそらくは当面の間、同じ展示企画が続くものと推察します。被災地千葉。この事実を皆で忘れないようにしましょう。

飯岡刑部岬展望館

 

3Fは屋外型の展望フロア。光と風の展望館。キャッチコピーそのままの空間です。360度の眺望をお楽しみください。屋外型といっても屋根はあります。小雨なら、問題なく利用できる展望フロアです。

 

展望館のすぐ横に、アイス屋さんがあり、今回訪問時はみているとよく売れていました。皆さん展望館周辺でアイスを食べています。また、この高台の上には他に飲食店が2店舗あります。どちらも明らかに段差がある店舗で、あまりバリアフリーではないようです。

 

今回訪問した後に、改めてHPをチェックしました。無料の展望施設なのですが、とても立派なHPがあります。旭市がお金をだしているのでしょうか。そのあたりはよく解りませんが、下手な有料観光施設のHPよりも立派なHPです。

 

ここがバリアフリーとは知りませんでした。車椅子ユーザーにお薦めのビューポイントです。駐車場も展望館も、すべて利用は無料。お薦めします。ぜひお立ち寄りください。