道の駅まくらがの里こが(茨城県古河市2014/11)

 

~車椅子ユーザーの期待に応えます、最高水準のバリアフリーを実現した大型の道の駅~

 

2013年7月に開業した道の駅です。何が凄いといって、施設のバリアフリー度が半端ではありません。車椅子ユーザーの皆さん、ぜひ一度体験してください。全国の道の駅の関係者の皆さん、この施設はバリアフリーの見本です。ぜひ視察に来てください。2014年現在、最高水準のバリアフリー施設です。

 

駐車場からの通路すべてが完全にフラット。1cmの段差もありません。車道と歩道が同じ高さ。障害者用駐車スペースからの通路だけでの話ではありません。すべての区画がフラット。この設計は素晴らしい。段差をスロープで超えるという今までの発想は何だったのでしょう。発想の転換です。

道の駅まくらがの里古河

店舗への動線ももちろん完全バリアフリー。店舗内も含めて、一切の段差がありません。店舗内へのドアは自動ドア。手を近づけて作動させるタイプです。車椅子自走の人なら自分で作動させられますし、介助の人は介助者が楽勝で作動させられます。実はむやみに開閉するのを嫌って、案外自動ドアではない施設が多いのです。

 

メインの産直ショップの通路幅は余裕の広々設定です。これほど余裕のある、道の駅産直ショップを他に知りません。車椅子で余裕の回遊ができます。野菜類は結構重いので、ショッピングカートを利用しているお客さん多いのですが、カートでも楽勝で回遊できます。

 

トイレもグッド。屋外一戸建てと建物内の2か所にあり、それぞれに障害者用トイレも設置されています。いずれも広さ、設備、清潔感とも合格。2か所あるのがいい。よく解ってくれています。

道の駅まくらがの里古河

障害者用駐車スペースは3台分あり、屋根つきです。車椅子ユーザーは乗降に時間がかかります。小雨でも屋根があるとたいへん助かります。ちなみに、EV用の充電スタンドは4台分設置されています。未来志向の道の駅です。

道の駅まくらがの里古河

産直ショップとしてもハイレベルです。豊富な品ぞろえと、安心納得の価格。人気があります。茨城の美味しい作物を楽しくお買い物できます。フードコーナーやベーカリーも大人気です。

道の駅まくらがの里古河

ここまでくると欲がでます。更に上を目指すための改善点をひとつ提案します。

今回訪問した時、たまたま障害者用駐車スペースが3台とも満車でした。そうなると、ゆったり乗降できる駐車スペースがまったくありません。

①車椅子乗降用の専用停車スペースを設置する

②ドアを十分に開けられる駐車区分の端の列を車椅子優先ゾーンにしておく

③駐車場の施設から遠い場所に第二障害者用駐車スペースを数台分用意する

これらの対策が考えられます。特に②なら、パイロンを置いて案内を掲示するだけで実現できます。ご検討ください。

 

おそらくこの施設を設計した方は、車椅子の世界を実際に知っている人ではないかと想像します。実によく解っています。

設計に関わっている皆様、ぜひ参考にしてください。