道の駅めぬま(埼玉県熊谷市2015/04)

~メイン施設はバラ園と名産品コーナーです、「女性」がテーマの地域振興型道の駅~

道の駅めぬま

めぬま。漢字で書くと「妻沼」です。何となく女性的なイメージがする地名。ということで、行政の旗振りのもと、地元の女性だけの会社が設立されて、この施設を運営しているそうです。施設のキーワードは「女性」と「野菜」、と紹介されている、平成12年開業の道の駅です。

 

広大な駐車場に大きな建物がそびえています。このメインの建物は「めぬぱる」という名称の地域振興施設で、その中に観光案内所、名産品やお土産のコーナー、2階にレストランがあります。産直ショップは別棟の平屋建て。他に独立タイプの別棟トイレがあります。

 

障害者用駐車スペースは、「めぬぱる」や産直ショップ棟の前ではなく、トイレ棟の前に2台分あります。メイン施設から遠い場所。駐車場と施設は段差がある設計で、車椅子の場合、障害者用駐車スペースからスロープでトイレ前に出ることになります。

 

トイレと「めぬぱる」は同じ高さにある施設。産直ショップは離れているので、また車道に降りて店舗にはスロープで登ることになります。今どきのバリアフリー設計ではありません。平成12年のバリアフリーは、このレベルだったのです。

 

メインの建物の「めぬぱる」の周囲が、「バラ園」になっています。今回訪問時は季節外れ、バラは咲いていませんでしたが、バラの季節は美しい。もちろん観覧無料。バラの開花シーズンにぜひおいで下さい。

 

「めぬぱる」の1Fが観光案内と土産品販売コーナー。フラワーショップもあります。通路幅は標準レベルで、車椅子での店内回遊は可能。

ただ、それほどバリアフリーに気を配っている、というほどではありません。ところどころ、ワゴンによる“関所”や、あまり車椅子利用を考えていない什器配置が見受けられます。

これはちょっと意識するだけで、改良できます。次回訪問時、変わっていることを期待します。

 

「めぬぱる」の2Fにはエレベーターで行くことが出来ます。2Fにはレストランと展示企画コーナー、そしてトイレがあります。レストランは自然志向。スペースに余裕があり、テーブルと椅子は可動出来るので、車椅子での利用は可能です。

 

展示コーナーのテーマは“日本初の女性”。日本の女医第一号が、地元出身の方だそうで、それを記念して、オリンピック第一号の選手ほか、様々な分野の“初女性”の写真パネルが展示されています。衆議院議長第一号として土井たか子さんの写真パネルもありました。施設のキーワードは「女性」と「野菜」。この2Fフロアは、それが体現されています。

 

トイレは残念ながら低レベルです。この2Fの障害者用トイレは、設備、清潔感は中の下レベル。広さもあまりありません。独立棟のトイレに併設されている障害者用トイレは、もっとレベルが下がるので、まだ「めぬぱる」2Fのトイレの方がましです。

道の駅めぬま

穴場は、産直ショップ内のインドアトイレです。こんなところにあるのかな、というひどい雰囲気の場所にあり、ドアは昔懐かしいジャバラカーテン式という古風さですが、便器は新しいものが入っていました。便器の設備だけをもとめる人は、産直ショップ内トイレをお薦めします。

 

最後に産直ショップです。造りはチープな平屋建て。それでも車椅子での利用は可能です。通路幅は標準レベル。店舗内の床はフラットです。それほど広いお店ではありませんが、新鮮野菜を中心に地場農産物が並びます。よくある産直ショップのイメージで間違いありません。いわれてみると確かに、女性スタッフだけのお店です。

 

開業して15年。全体的にやや老朽化してきています。熊谷の観光拠点として、地元の期待が集まっている施設です。先ずはトイレの改装です。少しずつでも設備投資をして、最新のバリアフリー施設に対抗できるように頑張っていただくことを期待します。