道の駅にしかた(栃木県栃木市2015/05)

道の駅にしかた

~広い敷地に狭く建ててしまいました、インター至近でアクセス抜群の道の駅~

 

2009年に開業して、2014年にリニューアルをしている道の駅です。積極的な経営です。

 

都賀インターから道一本を真っ直ぐに行くとすぐに着きます。このインター界隈、見事なほど全く何一つ商業施設はありません。ガソリンスタンドは無い、CVSも無い、ファミレスも無い。唯一の商業施設がこの「にしかた」です。地域の拠点としての役割も期待されます。

 

とても広々とした敷地を有する道の駅です。面している国道は広い道で、周囲には大きな建築物はなにもないので、実際以上に広々した印象をうけるのかもしれません。

道の駅にしかた

施設棟と駐車場の間にとても広い「イベント広場」という空間があります。これも広々した印象を与えています。これだけ広々していて、平成20年代の設計なので、ゆとりのバリアフリー設計だろうな、と思うとこれがちょっと違います。

 

「福祉車両用駐車場」が2台分あります。敷地内入場口の近く、一般駐車場とは離れた場所に設定されています。屋根付き駐車場になっていて、雨の日でもトイレ棟までは濡れずに行ける設計です。

道の駅にしかた

この駐車スペースが、とても狭いのです。もうちょっとで、ドアミラーを支柱にぶつけるところでした。そもそもの駐車区画が昔の5ナンバー枠ギリギリくらいで、そこに屋根の支柱があるから大変です。しかも奥行もありません。

ワゴン車などで後部ドアを開ける必要がある場合、車止めまでバックで下げて駐車するとドアが開きません。ドアの開閉も慎重に行う必要があります。

よく観察すると、駐車区画の横の支柱、後ろの支柱が傷だらけです。極小駐車区画の餌食になった福祉車両の無念に、思いを馳せます。

 

道の駅といえば産直ショップ。この「にしかた」のメインは「農産物直売所 ふれあいの郷」と「交流物産館 さくら」です。

 

残念ながらどちらも狭い。店舗面積そのものに余裕がなく、店内通路幅も標準以下です。車椅子の店内回遊には困難が伴います。「にしかた」の名誉のために書きますが、商品は魅力的です。よい品が、納得の値段で販売されている印象です。

 

「農産物直売所 ふれあいの郷」内に掲げられている、地元の農家の人の収穫時の写真パネルが、いい味を出しています。撮影禁止なので写真はありませんが、新鮮でおいしい商品を生産している農家の雰囲気が伝わってくる一枚のパネルです。

小ぶりの梅干しが破格の値段で売られていました。買っていただきましたが、十分に美味しい梅干しです。そんな商品が豊富になる「にしかた」です。

道の駅にしかた

レストランは「農村レストラン ふるさと一番」。別棟形式で、入口にインドアタイプの障害者用トイレがあります。屋外一戸建て方式トイレには、二つの障害者用トイレがあります。どちらも綺麗で広いトイレです。インドアトイレ派の車椅子ユーザーは、こちらのレストラン棟のトイレをご利用ください。

 

食事処は広く車椅子での利用に問題はありません。営業時間は午後9時まで。お酒もあります。また、食事処の入口はテイクアウトのアイス屋さんがあり、人気です。このアイス屋さんも、車椅子での購入ができます。「農村レストラン ふるさと一番」棟は、バリアフリー上の問題はありません。

 

この施設は、今回初めて訪れました。前出の通り、2009年に開業し、2014年4月に早くもリニューアルをしていることになっています。広い敷地に、なぜか狭く建ててしまいました。それでも5年目のリニューアルで、少しは改善したのでしょうか。当初の状況を知らないので、比較が出来ません。

 

ただバリアフリー目線で見た場合、2009年の施設にしてはちょっと疑問が残る設計です。スペースは十分にあるだけに、余計に残念な印象。それでもわずか5年でリニューアル投資をした心意気は買いましょう。

 

きっと地元の期待を背負った施設です。施設のマスコットは、コシヒカリを手に持ったイチゴの妖精「キララちゃん」です。ぜひ覚えてあげてください。