宮津ロイヤルホテル(京都府宮津市2016/09)

~大浴場は脱衣所まで車椅子で行くことができます、天橋立ビューの大規模観光ホテル~

 

エリア最大規模の観光ホテルです。1994年の開業なので、そもそもの設計はそれほどバリアフリーではありませんが、2014年から3期にわけて改装を実施。後付改装ではありますが、バリアフリー水準があがってきました。それでも、ホテル公認の車椅子対応バリアフリールームは、現在2名用の1室だけです。

 

2016年4月に完了した第3期改装後の、車椅子目線でのバリアフリー上の良い点、悪い点を報告します。

 

駐車場の障害者用駐車区画は、ホテルエントランス前の車寄せに一番近いところ。車寄せスペースは屋根有りで、障害者用駐車区画のすぐ手前までは屋根がありますが、障害者用駐車区画自体には屋根がありません。

運転できる介助者がいれば、雨の日でも車椅子利用者は先に車寄せで降りることができますが、自分が運転者の場合は残念ながら少し雨に濡れます。

 

エントランスから1Fロビー周辺はバリアフリー。車椅子での利用に大きな問題はありません。1Fロビー横に、障害者用トイレが設置されています。このトイレは、広さ、設備ともにA級の立派なトイレ。ただし残念ながら、全館で障害者用トイレはこの1カ所だけです。

 

一般の客室はトイレ一体型のユニットバス方式。よくある、出入口に段差のあるユニットバス。車椅子利用者には使いにくい、古いタイプのモノです。

このユニットバスの古さ以外は、特別なバリア構造設備はありません。ごく普通の洋室タイプです。

 

館内のレストラン、食事場は基本的にバリアフリー。車椅子での利用に大きな問題はありません。

宮津ロイヤルホテル

エレベーターはやや狭いタイプ。車椅子と大きな荷物を乗せるカートが一緒に乗ると、ギリギリいっぱい。20世紀のエレベーターのままだと思われます。

 

さて、評価したいのは大浴場のバリアフリー設計。この年代のホテルだと、いらない段差が多いのが一般的ですが、実にすっきりしています。

脱衣所まで車椅子で行くことができます。大浴場内も無駄な段差は少なく、手すり対応もしっかり。

さすがに露店風呂、空中足湯コーナー、サウナ、となるとバリアがありますが、室内大浴場までの利用なら無駄な段差を排除しています。

残念なのは、浴室内用の車椅子の用意がないこと。そういうニーズが無いからでしょうが、簡易車椅子でも配備すればより良くなります。

もちろん大浴場ですから、全く車椅子から降りることが出来ないレベルの障害のある方の利用は厳しいですが、やや足が悪いレベルの人はもちろん、つかまり立ちや介助歩行が出来る人なら入浴可能です。

着替えも広々したフラットな脱衣所で、快適にできます。1994年開業の観光ホテルとしては、車椅子利用者でも利用しやすい大浴場です。

 

お土産品コーナーは充実しています。売店ではなく大型店舗です。売り場面積は100坪以上で、広々したワイド設定の通路に、低い商品陳列棚、品揃えはフルライン。とても車椅子でお買い物をしやすいお店です。

下手な観光地のショップよりも、はるかに利用しやすい。車椅子でのお土産のお買い物スポットとして、お薦めします。

宮津ロイヤルホテル

エリア最大規模の観光ホテルで、ここから見る天橋立は、ちょうど夕陽が落ちる方向。サンセットの美しさは定評があります。

 

ホテルにおけるバリアフリー要件は、その人の障害の状況、生活習慣などによって大きく変わります。よって、一律的にバリアフリーホテルと評価することは、あり得ません。

 

宮津ロイヤルホテルの最新状況は以上です。ご自身の障害からみて利用可能であれば、美しいサンセットを楽しみに、お出かけください。