日光周辺 観光名所のバリアフリー事情

日光周辺 観光名所のバリアフリー事情

 

~要注意!バリアゾーンへの車椅子お出かけ方法~

日光はバリアフリー後進エリアです。

 

観光のハイライト日光三山は、見ものはすべて段差階段の上にあります。そこに近づくためのルートも、深い砂利道がメインなので、車椅子は当然のことベビーカーですら辛いくらいです。行くなら車椅子ごと担ぎ上げるしかありません。

 

そういうボランティア活動もあるようですが、力技の支援を受けないなら、いさぎよく観光を諦めたほうが無難です。足の悪いお年寄りも、避けた方がよいレベルのハードな観光地です。

 

いろは坂を登ります。途中にある明智平のロープ―ウェイは、階段を登っての乗降になります。ここも諦めましょう。

 

中禅寺湖畔の華厳の滝に到着です。エレベーターで行く滝観光が名物で、車椅子でもエレベーターに乗れます。

ただし、エレベーターのすぐ近くの見学台までは車椅子で行けますが、その先の滝つぼに近づく地下道の先には階段が待ち受けています。

残念ながら、なんとも中途半端は華厳の滝観光になってしまいます。

 

戦場ヶ原方面に向かいます。赤沼茶屋のところから、戦場ヶ原の中にいく木道が始まりますが、残念ながら木道に乗るには段差があり、仮に乗ったとしても車椅子で通行できるタイプの木道ではありません。

 

光徳牧場、という観光牧場があります。ここはバリアフリーではありません。率直に言って、車椅子ユーザーは寄らない方がいいでしょう。

 

冬季のご注意です。

 

戦場ヶ原の三本松茶屋の屋外公衆トイレに併設されている障害者用トイレは、寒冷のため閉鎖されます。使用できる屋内トイレには障害者用はありません。

 

奥日光の湯元の観光センターの障害者用トイレは、雪に埋もれます。夏季のイメージであてにするとトイレに困るので、あらかじめ計算に入れておいてください。

 

さて、そんな過酷な環境の中で、車椅子で日光を楽しむテクニックです。

 

東武日光駅はリニューアルされて、バリアフリーです。ステーションホテルや付帯施設も、バリアフリーに利用可能です。ここを拠点にして、駅周辺のお土産屋さんやグルメショップを、車椅子でまわることは出来ます。ただし、歩道は広くはなく、且つやや坂道です。

 

霧降高原の大笹牧場はバリアフリーです。安心してご利用ください。

 

中禅寺湖畔の県立日光自然博物館も大丈夫です。ここは冬季でもよほどの大雪の日以外は車椅子で利用できます。

 

頑張れば車椅子でも鑑賞できる名瀑は、竜頭の滝と湯滝です。坂道を頑張ればたどり着けます。

 

夏季に限定されますが、湯ノ湖周辺も車椅子で散策が可能です。

 

中禅寺湖畔のビュースポット茶ノ木平は、車で行けばそのまま中禅寺湖の絶景が楽しめます。

 

意外な落とし穴は、日光三山周辺から中禅寺湖にかけて数多くあるお土産屋さんやお食事処です。いまだにバリアフリーなお店を見つけられません。入口に段差、階段で2階、トイレは和式、などが主流です。

大きなお土産屋さんなども、和式トイレがほとんどで、驚かされます。

歴史のあるホテルも、見たままですがあまりバリアフリーではありません。

 

車椅子では、慎重に行動計画を立てて、どこのトイレで休憩をいれるかを綿密に計算してお出かけをする必要があります。

 

車で高速道路からアクセスする場合、最後のPAは日光宇都宮道路の日光口PAです。ここには、小さくて設備もあまりよくありませんが、いちおう障害者用トイレがあります。

そして日光駅およびステーションホテル、中禅寺湖畔の自然博物館、通年一般利用できる障害者用トイレは、こんなものです。

 

お食事処もバリアフリーという観点では、どうもお薦めのお店がありません。対象範囲を今市エリアまで広げても、道の駅以外のバリアフリーなレストランをみつけられません。ちなみに、ファミレスもほとんどなく、日光駅の近くにガストが一軒あるくらいです。

 

日本を代表する観光地の一つですが、車椅子での観光はとても辛いエリア。しかも1年の半分以上の日は、雨が降るエリアです。

綿密な計画を立てて、難攻不落の観光地を車椅子で攻略してください。