千住博美術館(長野県軽井沢町2013/08)

千住博美術館

軽井沢の新名所になった美術館です。革新の日本画家「千住博」氏の作品が、建築家「西沢立衛」氏の設計による、明るく開放的な今までになかった建物の中で鑑賞できます。

 

アートディレクター「菊地敦己」氏によるビジュアル・アイデンティティーはシンプルな水平に伸びる一本の線、シンボルカラーは無く光の発光や反射そのものをシンボルとしています。

 

ここまでのご紹介で圧倒されそうですが、いたってシンプルで、親しみやすい美術館です。特に先端の芸術に造詣のない方でも、気軽に鑑賞できます。

 

アクセスは、車で。渋滞がなければ、軽井沢駅から10分、中軽井沢駅から5分くらいの場所になります。便の良い路線バスはありません。

 

駐車場は広々と用意されていて無料です。障害者用駐車区分は1台だけですが、使用中でも、他に横縦余裕のある駐車区分スペースを確保することは容易だと思います。

 

バリアフリー情報です。

新しい施設ですから、基本的に全面バリアフリー。車椅子ですべて利用できます。

 

建物の構成が、既存の敷地地形に合わせてゆるやかに傾斜していく、ランドスケープのような一室空間に。簡単にいうと、美術館内はゆるやかな傾斜になっています。

緩やかなので、車椅子自走の方でも問題はないとおもいますが、フラットではない、と覚悟はして入館してください。

 

入館料金は、手帳の提示で本人と介助者1名が減免(無料)になります。一般料金1200円ですので、うれしい配慮です。

千住博美術館

障害者用トイレももちろんあります。ピカピカですが、広々美術館の割には、ちょっと狭いトイレ。オストメイト、大型ベッドの設備はありません。もう少し広く、設備もフル装備にしてもらえたらよかったのに残念です。

 

余談ですが、結構凝った設計なのに、障害用トイレが今一つというところがたくさんあります。設計者が、いろいろな障害のある方のトイレ利用の実態について、知識が足りないのだと思います。

利用者側から積極的に情報を発信して、使いやすいトイレが増えるように頑張ります。

 

この美術館のお楽しみにパン屋さんがあります。軽井沢の有名店が出店していて、狭いながらもイートインコーナーがあり、車椅子でも利用できます。

 

庭園も、総6万株、150種類以上の色とりどりの葉を持った樹木や草花が植えられています。四季が織りなす豊かな彩りを、美味しいパンをいただきながら鑑賞できます。

 

公益財団法人 国際文化カレッジさんが運営している美術館です。美術館の新しい方向性を示していると思います。この美術館が成功して、もっとこのような新しい芸術の拠点ができるといいですね。

 

ちょっと心配なのはリピーター客がどれくらいつくのか、という点です。展示作品の入れ変えや展示企画の演出などが、これからどれくらい上手にできるかがポイントではないでしょうか。ソフトの進化を期待します。