湘南T-SITE(神奈川県藤沢市2015/02)

~代官山TUTAYAが辻堂にやってきました、新しく誕生したお洒落スポット~

湘南T-SITE

新しい郊外型のバリアフリー商業施設といえば、イオンモールやアウトレットばかり、とお嘆きの車椅子ユーザーにお薦めの新店舗です。湘南ブランドの聖地“辻堂”に誕生した新スポット。キャッチコピーは「湘南らしいライフスタイルを提案する文化複合施設」です。そそられますね。

 

アクセスは車です。駐車場はP1とP2に分かれます。この立地ながら有料駐車場。最初の1時間は無料、以後1時間400円、利用料金に応じた減免サービスがあります。P1は規模が小さくすぐに満車になるようです。どちらにも障害者用駐車スペースはあります。

 

残念なのはP1の1号館と2号館のある敷地と、P2の3号館の敷地の間に道路があり、この道路の横断がいまひとつバリアフリーではありません。不便なところに横断歩道があり、面倒なので健常者はみな適当に横断していますが、車椅子では段差があるので横断歩道以外のところは渡れません。最新の施設なので期待が高い分、配慮の足りなさが物足りません。

 

建物への入口も、ほとんどが段差ありのスロープ設置構造です。今どきにしては、これもダメですね。どうもバリアフリーへの理解が、やや古い設計者の仕事のようです。その気になれば段差なしでの設計が可能な建物なはず。残念なことです。

 

施設のイメージは、代官山のTUTAYAです。各棟2階建て構造ですが、エレベーター完備で車椅子での上下移動に問題はありません。代官山のTUTAYAは通路幅、障害者用トイレ、いずれも狭いですが、ここ湘南T-SITEは余裕があります。

通路は代官山の1.3倍くらい。障害者用トイレはフルサイズで何の問題もない、とてもレベルの高いトイレです。

この通路幅があれば、書籍売り場内を車椅子で回遊することができます。よほどの混雑時以外は、大丈夫でしょう。

 

施設内にはコンビニも入っていて、その横に無料の飲食が可能な自由コーナーがあります。ここも格別なバリアフリー上の配慮があるわけではありませんが、スペース的な余裕があるので、車椅子でもお茶やお菓子を軽く楽しむことができる構造になっています。

 

TUTAYA以外に、多彩な“それっぽい”店舗が入店しています。“湘南らしいライフスタイル”を、存分に堪能してください。ざっとみたところ、ほとんどの店舗は車椅子での利用に問題がなさそうですが、電動アシスト自転車専門店は、通路まで自転車が乱雑に飛び出ている箇所があり、車椅子では難所がありました。建物内はもちろん全面バリアフリーです。段差はありません。

 

イオンモールやアウトレットばかりだと、飽きてきますよね。こういう新しい施設が出来るのは、とても楽しいことです。施設の狙いも明確。湘南好きのコダワリ人生の人への提案施設。確かに、そういう雰囲気がプンプンしているお客さんが、来ています。そんなお客さんをみるのも、ある意味面白い。皆さん、それぞれの興味をもってご来店ください。

 

それにしても、建物入口の設計と、道路横断の設計は残念です。造り直したいですね。