障害者通所施設 A型 B型 生活介護

障害者通所施設 A型 B型 生活介護

障害のある成人が日中に通う施設。大きく分けて3種類あります。

 

障害者自立支援法に基づく制度で、厚生労働省の管轄下で運用されていて、例によってバチバチのお役所用語で一般に説明されています。これを簡単に説明し、実際をご紹介します。

 

障害のある人が通える公的な学校は高校までです。また65歳以上になると、介護保険の枠に組み込まれます。

 

したがって18歳から64歳までの人が、日中に通う施設が障害者通所施設です。通所が可能な障害のある利用者側からみた場合、A型・B型・生活介護の3パターンのいずれかに、行政から判定されて通う制度になります。

 

就労継続支援A型の通所施設は雇用型です。・・・と書くと途端にお役所臭くなって訳が分からなくなるので、意訳して説明します。

 

A型は仕事をする事業所です。障害のある人が働いて、最低賃金以上の賃金をもらう職場です。A型施設は会社だと思ってください。そこに通う障害のある人は、従業員のようなものです。

一般の企業への就職は難しかったが、ある程度の仕事は出来ます、という人の為の施設です。「就労継続支援」という名称は、この施設で働きながら、一般企業への転職を目指す、という本来の目的を表現しています。

 

就労継続支援B型は、一般的な仕事は難しいが、簡単な作業などなら出来る人が仕事をする施設です。

簡単な作品を製作している、皆さんがイメージする福祉作業所はほとんどこれです。

B型施設もなんとか仕事で利益を残して、通所者すなわち労働者に賃金を支払う義務があります。月額3000円は賃金を支払なさい、という決めになっています。

障害のある子どもが働き始めて、初めての給料5000円をもらった、というような話を聞いたことがありませんか。それがこのB型です。

 

一人での通勤は無理、単純作業も無理、という人が通うのが生活介護施設です。日中の時間を、それぞれのプログラムで過ごす施設です。重度障害の人が通う施設です。

 

仕事の内容です。

 

A型はパンの製造、清掃・ゴミ処理、おしぼり作り、PC作業、DM発送などが主流です。パンを焼いて併設する喫茶店で売る、というのは多いですね。地域の行政関連施設や協力的な企業と契約して、屋内外の清掃を請け負う、おしぼりを使ってもらう、軽微な事務業務を委託してもらうなどで収入を得ています。

 

B型も仕事として似たようなものが多いです。清掃や軽作業、アクセサリなどの工芸品の製作販売などが主流です。

A型との違いは、障害のある人が単独で出来ることが少ないため、スタッフが付きっきりで仕事をすること、1日の内仕事2時間だけ、など限定的な活動になること、などです。

仕事をとったのはいいけど納期に間に合わせるのに、最後は健常のスタッフや家族が総出でやった、などの逸話が起こるのはB型です。

 

生活介護施設に入所するには、行政のスタッフによる判定が必要です。仕事が出来そうな人は、BまたはAに入らせる、というのが行政の狙いです。出来るかぎり、自分で稼ぎなさい、ということです。

 

B型はともかく、A型は社会の配慮があればなんとか経営できます。お近くのA型施設に委託できる、いい仕事はないでしょうか。お安くしておきます。どんどんご用命ください。