たばこと塩の博物館(東京都墨田区2015/05)

たばこと塩の博物館

~渋谷公園通りから移転しました、墨田のJT村に誕生した穴場ミュージアム~

たばこと塩の博物館

パンフレットによると、通称は「たば塩」だそうです。公園通りに誕生したのが昭和53年。彼の地で35年間開館、2015年4月にこの地に移転、リニューアルオープンです。

 

専売公社時代からのJTの資産、懐の深さを感じる博物館です。この地、墨田区横川は最寄りの駅が「とうきょうスカイツリー駅」。そこから徒歩8分という案内になっています。

たばこと塩の博物館

超穴場です。今回ゴールデンウィークのど真ん中に訪問しましたが、ガラガラ。一切告知はありませんが、身体障害者用の駐車場が用意されています。建物の前のスペースを適当に使用する方式なので、その気になれば10台以上の駐車が可能でしょう。

今回訪問時は利用車ゼロ。警備員風のスタッフが入口にスタンバイしています。利用方法を聞いてみると、単に「身体障害者です」と声をかけてくれればよいそうです。勿論駐車料金は無料。車移動派の車椅子ユーザーは、利用してください。

(※2018年現在、身体障害者用の駐車場は事前予約制となっています。)

 

館内は完全バリアフリー。車椅子での利用に何の問題もありません。1Fはエントランスホールと受付、ミュージアムショップなどがあります。

入館料は100円。各種障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

受付嬢が常時2名スタンバイ。JTさんの余裕ある運営です。

 

ミュージアムショップには塩関係のお土産品がいろいろあります。もちろん煙草も売っていますが、場所は奥の店員さんコーナーの前。煙草は見たくもない、という人への配慮に思えます。他に東京江戸趣味土産が、いろいろ売られています。どれくらいの売上があるのか。売上ゼロの日もありそうな気がします。JTさんの余裕でしょう。

 

車椅子での縦の移動は、一基あるエレベーターで。一基ですがガラガラなので、何の問題もありません。一般の人はエスカレーターがあります。

 

2Fが「塩」3Fが「煙草」の展示です。渋谷公園通り時代、「塩」は見たいが「煙草」は見たくない、という要望が多かったそうで、この新館は3Fに行かなければ「煙草」は見ないですむ構造にあえてしているそうです。そういう時代のニーズなのです。

 

展示としては「煙草」の方が、深みがあって面白いと思います。専売公社時代から収集して、渋谷時代にも展示されていた、煙草の歴史を知る世界の一品が展示されています。

 

アメリカ大陸でネイティブたちが、どういう意味で煙草を吸っていたか。それが世界にどうやって広がって行ったか。江戸の日本で煙草はどうだったのかなど、煙草の歴史が学べます。

 

記念写真をとりたくなるスポットも多々あります。専売公社時代から販売してきた煙草のパッケージもドーンと展示されています。昔の煙草を懐かしくみている中高年の姿がありました。

たばこと塩の博物館

特筆すべきは3Fの「喫煙所」。さすがはJTさんの施設。最新のハイグレードな「喫煙所」があります。車椅子でも入れます。煙草を吸わない人も、ちょっと覗いてみる価値はあるかも。今回覗いたときは、誰もいませんでした。換気が完璧なのか、全く煙草の匂いがしなかったことが驚きです。

 

2Fの「塩」の展示。巨大な岩塩の実物がいくつか展示されています。誰か舐めた人はいるかな、などと馬鹿なことを考えながら進むと、古今東西の塩の製法の紹介や、世界の塩の特徴などを学ぶコーナーなどが続きます。

 

「煙草」に比べると、文化財的なものはあまりありません。凝った「キセル」はたくさんあっても、芸術的な「塩入れ」などは、あまりないのでしょう。3Fの「煙草は」は歴史が、2Fの「塩」はサイエンスが中心の展示です。

 

障害者用トイレは、1F、2F、3Fそれぞれにあります。すべて覗いてみましたが、ピカピカの最新バリアフリートイレです。利用感は快適の一言。ゆっくりとご利用ください。

 

4Fは「図書室」で図書、映像などが無料で閲覧可能。5Fは「多目的スペース」で飲食が可能です。この2フロアにはエレベーターでのアクセスだけ。トイレは一般トイレだけになります。

 

穴場です。ピカピカのバリアフリー博物館。車椅子ユーザーなら、車での利用も便利。大人にお薦めのミュージアム、一度は行く価値ありの「たば塩」です。