阪急メンズ東京(東京都中央区2016/05)

(写真はイメージです)

~障害者用トイレは一か所だけです、平日は正午開店に割り切ったメンズショップ~

 

有楽町マリオンが大変身したのが2011年。阪急が「メンズ東京」としてリニューアルオープンしたのは同年10月。それ以後、バリアフリー上の改修は特になされていません。

 

現在でも、障害者用トイレは6Fの一か所だけです。ただ、確かにこの障害者用トイレに行列が出来ているシーンは見たことがありません。一か所で足りている印象ではあります。

 

店舗の基本構造はもちろんバリアフリー。注意点は一つ。「阪急メンズ東京」内のエレベーターは、建物構造上の問題で7F止まり。8Fへはエスカレーターのみ。車椅子で8Fに行くなら、ルミネのエレベーターを利用する必要があります。解っていればなんでもないバリアなので、クリアしてください。

 

平日は正午開店に割り切ったメンズショップ。現在でも開店時間は変わっていません。この一等地での正午開店の決断に、開業時にとても驚きましたが、立地客層を考えれば合理的な判断です。

 

開店前に1Fの外から見ていると、11:50分くらいから職場の「朝礼」が始まり、12時の開店に備えています。

閉店は月火が20時。水木金は21時。途中に1時間休憩と30分休憩をとれば、交代シフトをとらずにスタッフが定時勤務できます。土日祝は11時開店です。

 

車椅子で店内を回遊する上での大きな問題はありません。ただ、フロア面積はそれほど広くなく、B1から8Fの縦に長い売り場構成なので、全館を見て廻るには、何回もエレベーターに乗降することになります。車椅子では、この点がやや煩わしい感じ。ただ経験上、エレベーターが混み合うことは、ほとんどありません。その点は、ベビーカーや高齢者が多い施設とは違います。

阪急メンズ東京

ライバルは「新宿伊勢丹メンズ館」。あるマーケットリサーチによると、東京都内のメンズ関連商品総売上額の、なんと三分の一は「新宿伊勢丹メンズ館」が売っているそうです。化け物のような“館”です。

 

開業時に阪急が公表した「阪急メンズ東京」の年間売上目標は120億円。単純平均で、一日当たり3000万円以上の売り上げが必要です。見ている限り、客単価はかなり高いようなので、目標をクリアしているなあ、と思っていましたが、阪急の決算発表資料によると、2013年度には年商120億円超え。2014年、2015年とも10%ほどの売上伸長があるそうです。もくろみ通りの売上を達成している「阪急メンズ東京」です。

 

東京の2強メンズ館「新宿伊勢丹メンズ館」と「阪急メンズ東京」。車椅子利用でどちらの店舗が利用し易いか。

主観を交えて判断をすると、店舗へのアクセスは総合的に「阪急メンズ東京」の勝ち。「新宿伊勢丹メンズ館」は周辺環境が車椅子にやや辛いのが難です。

ワンフロアの広さは「新宿伊勢丹メンズ館」の勝ち。エレベーターの空き方は「阪急メンズ東京」の勝ち。こんなところでしょうか。

 

どちらも基本はバリアフリーです。車椅子でのお洒落探求に、安心してご利用ください。

プランタン銀座(東京都中央区2016/05)

~2016年末で「プランタン」との提携は解消されます、女性のための銀座のSC~

 

1984年にダイエーによって創られた「プランタン銀座」。2016年12月末で、フランスのプランタン社との提携は解消。2017年3月からは、別の名称で営業されることが発表されています。

「プランタン銀座」に思いで深い方。10月頃から店舗の閉鎖、リニューアルが始まります。今のうちに思い出に触れにお出かけください。

 

2017年からの新店舗の内容は、まだ発表されていません。新店舗開業前には、おそらくは大規模な改修が行われるはず。そのためか、現在の「プランタン銀座」のバリアフリーレベルは、それほど高くはありません。

 

1Fの出入口は、手動ドアです。障害者用トイレは、7Fの一か所だけ。もちろんエレベーターはあるので、全階車椅子で行くことはできます。

 

ニトリ、ユニクロが入りました。高級路線であるプランタンとの決別です。幅広い集客を狙いたい日本側と、高級路線を守りたいフランス側で、意見が対立したと報道されています。

プランタン銀座

日本側とは、建物のオーナーでもある読売新聞社と、三越伊勢丹の2社です。この2社が現在プランタン銀座の株主。2002年にダイエーから両社へ、資本が変わりました。

 

B2から7Fまでの店舗。B2はフード関係の売り場ですがB1から7Fの売り場は、ニトリ以外はすべて女性向けの売り場。ユニクロも女性用品だけです。男性向けショップはゼロ。普通の男性トイレは2カ所しかありません。

 

今改めてみると、もはや古い施設です。この大改装前の状態を正確に記憶しておき、大改装後の改良状況を確認する予定です。

 

この10年で売上が落ちたそうです。公表されているデータで、アネックスとの合算売上のピークは2006年2月期で、年商250億円。それが2015年2月には157億円。これでは従来路線の継続はできません。

 

2017年3月開業予定の新施設には、思い切った変革が求められます。バリアフリーも、どういうレベルに引き上げられるでしょうか。楽しみです。

(※2017年に「マロニエゲート銀座」になりました)

エルミこうのすショッピングモール(埼玉県鴻巣市2016/02)

~ついに「ひな祭り」のメイン会場になりました、31段7mのひな壇がそびえるSC~

 

「鴻巣びっくりひな祭り2016」は、メイン会場が市役所からここ「エルミこうのす」に移りました。

1Fのセントラルコートに設置される「ひな壇」はパワーアップ。2016年は31段7m。2月17日から3月6日まで展示されます。

ショッピングセンターなので、基本はバリアフリー。車椅子での利用に問題はありません。

 

鴻巣駅直結のSCで、立体駐車場も完備。電車でも車でも、車椅子でお出かけしやすいSCです。

 

立体駐車場は7階建てで、1Fと2FがSCの1Fと2Fにほぼフラットに直結。3Fと4FはSCの3Fにスロープで連結。各階に障害者用駐車スペースあり。5F以上に停めた場合は、エレベーターでSC連結階へ移動します。

経験上、4Fまですべて満車という事態は見たことがありません。車椅子利用者は、エレベーターに乗らずにSCへ移動できる、4Fまでに駐車することをお薦めします。

駐車料金は、1円でも買えば2時間無料。駅前駐車場ですが、ハードルは低いサービス設定です。

エルミこうのすショッピングモール

SC内のエレベーターは1系統の2基。混雑で苦労した経験はありません。

障害者用トイレは2Fと3Fに配置。広くて綺麗な良いトイレです。

SC内の床はフラットで通路幅も余裕あり。車椅子での利用に大きな問題はありません。

 

1Fのセントラルコートの31段7mのひな壇は巨大。いったい何体の人形が飾られているのか、よく解りません。ピラミッドひな壇は、職人さんが組み立て、人が乗っても大丈夫な強度。この壇にボタンティアが登って、ひな人形をセット。地震に備え落下防止のため、ピン止めをして飾るそうです。

 

ひな壇の頂上の高さは、SC2Fの床面よりも1mほど上。高所恐怖症の人には務まらないボランティアです。飾られるひな人形のサイズ、デザインはバラバラ。誰がどういう指示を出して、見栄えがイイ展示にするのかは解りません。おそらく、強烈なリーダーシップをもつ、凄腕のボランティアがいるのでしょう。

中には、ペアがはぐれてしまい、“一人雛”になってしまったひな人形もあるはず。それを見つけてカップリングさせるボランティアもいるのでしょうか。この規模になってくると、そうとう組織的に行動しないと、陳列及び撤去作業がうまくいないでしょう。

エルミこうのすショッピングモール

さて、巨大ひな壇が設置されている「セントラルコート」は、SC3Fまでの吹き抜け構造です。2016年の7mひな壇で、2Fプラス1m程度の高さ。吹き抜け構造を目いっぱい使うと、高さ15mくらいまでは可能そうです。

 

今後毎年、ひな壇の段数と高さの記録が更新されるのではないでしょうか。高くなればピラミッドの底辺も大きくなる。3Fに届く超巨大ひな壇が目に浮かびます。

 

ピラミッドを作る職人さんは元々プロ。高さ15mのひな壇に人形を飾るボランティアも、もはやプロフェッショナルでしょう。

 

どこまで記録が伸びるのか、毎年目が離せない、エルミこうのすショッピングモールです。