JA南彩菖蒲グリーンセンター(埼玉県菖蒲町2016/02)

~バリアフリーレベルはB級ですが地元の人で大賑わい、車椅子でイチゴ狩りが楽しめます~

 

圏央道の開通でアクセスがよくなった菖蒲町。田畑が広がるのどかな一帯に建つ、JAの産直ショップです。

集客力は抜群。今回は休日のお昼頃の訪問。広い駐車場がありますが、ほぼ満車状態。平成の初期に出来た施設ということで、バリアフリーレベルはB級ですが、車椅子での利用は可能です。

産直ショップ、食堂、そして季節限定で「イチゴ狩り」というサービス構成です。

 

田畑の中にポツンとある商業施設です。産直ショップと食堂は、それぞれ独立した建物で、駐車場もそれぞれ。どちらにも障害者用駐車ペースが設定されています。

見やすいハッキリとしたサインはありません。どちらの駐車場とも、建物出入口近くに障害者用駐車スペースがあるので、あるはずだ、と思って進んでください。

 

隣接して大きなお米の備蓄施設があり、ここの駐車場が開放され、混雑時はあちらへ、という案内がでています。さすがにこの隣接するお米備蓄場の駐車場はガラガラ。

車椅子で広々乗降したい人はこちらの駐車場がお薦めかと思いチェックしたところ、施設の出入り口の門扉のレールが、かなり出張ってバリアに。車椅子で通過出来ないことはありませんが、ガツンと引っかかります。

やはり、空いていれば障害者用駐車スペースの利用が最善の選択です。

JA南彩 菖蒲グリーンセンター

障害者用トイレは、産直ショップに隣接する独立一戸建て方式の公衆トイレに併設。この障害者用トイレは見るからに後付。通常の公衆トイレの横に、障害者用トイレが引っ付けるように増設された様が伺えます。

ここまであからさまな増設トイレは稀。外観が珍しいトイレです。トイレ自体はもはや古く、レベルはB級。あまりお薦めはできないレベルです。

 

産直ショップの建物施設も、かなり老朽化しています。それでも致命的な段差などは無いので、車椅子で利用可。通路幅は並みレベル。混雑していなければ、車椅子でお買い物が出来ます。

 

この産直ショップの中に「イチゴ狩り」の受付があります。近隣のイチゴハウスに、マイクロバスで送迎するシステム。「車椅子でも利用できる高裁ハウスがあります」というご案内。マイクロバスの乗車ができない車椅子利用者は、マイカーでバスに付いていくそうです。高裁ハウスが利用できない場合もあるので、先に確認の電話を入れていただきたい、ということでした。

 

食事処は「農協食堂」。食券セルフ方式で、椅子席と座敷席が半々くらいの食堂です。

コスパが高い食堂、ということで人気で、お昼時は次から次に来店客がある印象です。食堂の中も、ワッサワッサしている雰囲気。活気がある「農協食堂」です。

食堂の出入口は車椅子がぎりぎりのサイズ、半分は座敷で、障害者用トイレは食堂内には無く、それでセルフ方式ですから、車椅子利用者に積極的にはお薦めしません。利用される場合は、ピーク時間帯外しの利用をお薦めします。

 

「JA南彩」。南埼ではなく「南彩」です。平成8年4月に岩槻市、春日部市、蓮田市、宮代町、白岡町、久喜市、菖蒲町の7JAが合併して誕生したJAということ。守備範囲の広いJAです。

 

菖蒲町は、現在では久喜市の一つの町。久喜市菖蒲町です。近隣にセブン&Iグループの巨大な物流センターが誕生。圏央道の開通もあり、今後の発展が期待できるエリアです。

 

これだけの繁盛店。そろそろ大規模リニューアル、または新規施設への移転をしてもよさそうな時期。近年中に、バリアフリーレベルS級の施設に飛躍することを期待します。

鴻巣花久の里(埼玉県鴻巣市2016/02)

~見た目よりはバリアフリーです、母屋はコンサートホール、物販とグルメもある新感覚公民館~

 

正式名称は「花と音楽の館 かわさと 花久(かきゅう)の里」。運営はNPO法人「花と文化のふるさと委員会」。

 

地元の名士である青木家の屋敷が旧川里村に寄贈され、鴻巣市になってから再整備され、2007年に一般開放された施設です。

 

旧家の屋敷ですが、見た目よりはバリアフリー。障害者用トイレは広々ピカピカの一級品です。

 

常設店舗としては、野菜中心の小さな産直ショップコーナー、それよりはやや規模の大きい園芸品コーナー、そして「うどん」が自慢の食事処。母屋はコンサートホールを兼ね、有料貸出の会議室や茶室があります。

堀や庭園も整備。新感覚の公民館とでも呼ぶべき施設です。

 

アクセスは車。無料駐車場完備。障害者用駐車スペースは1台分で、一般駐車場とは離れた施設の出入り口付近にポツンと1台分設置されています。

 

駐車場から「長屋門」へ向かうルートはバリアフリー。横に堀があり水が流れ、花壇が綺麗に整備されています。

 

門をくぐり屋敷内へ。前庭は舗装されてバリアフリー。正面が母屋。前庭を囲むように建物が配置され、門の横手が小さな産直ショップ。母屋の手前が園芸品の販売コーナーです。いずれも車椅子での利用は可能。バリアフリーに整備されています。

 

母屋の横から裏手にかけては綺麗なお庭があり、茶室の前は竹林。屋敷内のお庭もバリアフリールートが整備されていて、車椅子で快適に散策できます。

花久の里

母屋に入るとエントランスホール的な空間があり、総合受付はここ。右手のホールはコンサートホールになる空間。120名程度までは収容可能ということです。

 

ピカピカ障害者用トイレは、母屋の中にあります。母屋とつながる「離れ」には、食事処「花音里(かおり)うどん」。「もりうどん」600円からのメニューです。

この食事処は1段高いお座敷にあがって、座卓に腰かけて食べる方式。車椅子のままでの利用は出来ません。利用できるのは、靴を脱いで座敷に上がり、椅子に腰かけることが出来る人。

ただし希望をすれば、エントランスホールやコンサートホールに置いてある、フリーのテーブルや椅子まで「出前」をしてもらえるそうです。車椅子でこちらの「うどん」をどうしても食べたい場合は、スタッフにご相談ください。

 

この食事処の更に奥にある第二の「離れ」は、有料の会議室。この「第二離れ」の会議室は、和室の座敷。ここは車椅子ではどうにもなりません。車椅子での利用は諦めましょう。

 

「長屋門」の脇にも会議室があり、こちらは一般的な椅子席で、車椅子で利用できます。

 

「花久の里」のHPを見ると「花・物販事業」「食の事業」「音楽・芸術の事業」を行っている、という案内になっています。その通り。嘘はありません。

 

四段組みの梁など、建築上の匠の技も面白い。

お花は四季折々、手入れがされてとても綺麗。

これで入場無料という施設です。

 

寄贈された旧家の屋敷の活用方法としては、最善のものではないでしょうか。

 

車椅子で快適に散策できます。ただし雨の日対策はありません。ぜひ天気の良い日に、お出かけ下さい。

鴻巣パンジーハウス(埼玉県鴻巣市2016/02)

~車椅子でもなんとかなるギリギリのバリアフリー、お花と農産物の産直ショップ~

 

メインは花木の販売。それに農産物も加わり、敷地内には「パン屋」と「うどん屋」がある商業施設です。

 

1988年開業で2002年に大改装。障害者用トイレもありますが、トイレの設備はかなりくたびれています。

 

施設出入口近くに障害者用駐車スペースが2台分設置。店内の床は、ガタはきていますが、いちおうフラット。B級ですが、バリアフリー施設です。

 

花の産地鴻巣で、最初に栽培された草花種が「パンジー」。市の花に制定されているそうです。店名の由来はこれ。

当初は花木専門の産直ショップでスタート。後に農産物の販売が加わった経緯だそうです。

 

パンジーハウスは2棟連結の施設。一棟は花木と農産物、奥のもう一棟は花木専門の売り場になっています。

いずれの売り場も、車椅子で回遊することができる通路幅は確保。レジは一か所集中方式。花も苗も、野菜も味噌も、同じレジで同時精算できます。

 

店前の障害者用駐車スペースに停められれば、バリアフリー上の大きな問題はありません。ただ、商品の納品車両もこのスペースを利用します。

ここが満車だった場合は、一般駐車場へ行くしかありませんが、この一般駐車場から店舗入口までの路面は、ほとんどオフロードで、かなり荒れています。車椅子だとガタゴトしながら通行するバリアレベル。特に雨上がりは悲惨なことになりそうです。この点、車椅子利用者はご注意ください。

 

お店の入口横に別棟で「鴻巣うどん てらや」が出店。見る限り車椅子での利用に大きな問題はない店舗です。障害者用駐車スペースに停められれば、舗装路ですぐ脇にある店舗。店舗への移動に何の問題はありません。

店内システムは、セルフ+トッピングオーダー方式。これだと車椅子利用者は、介助者がいたほうが便利。空いていれば、きっとお店のスタッフのヘルプが期待出そうな雰囲気です。今回は利用していませんが、美味しいうどんの気配漂う店舗です。

パンジーハウス

一般駐車場寄りに、独立店舗でパン屋の「ベーカリー オリーブ」があります。「パンジーハウス」からこのお店に行くルートは、短いながらも例のオフロード。あまり快適なバリアフリールートではありません。

販売場所は狭く、店に入ると商品が並ぶケースと販売台があり、そこで店舗スタッフにオーダーする方式。店舗出入口のドアが手動なのが車椅子にはやや辛い。介助者がいないと、ちょっと厄介な構造です。

店舗内にはイートインコーナーあり。店舗外にもテラス席あり。今回休日の14時頃に訪問しましたが、残念ながら店内にはほとんど商品はなく、売り切れ状態でした。どうも休日は、午後になるといつも品切れ状態になるお店のようです。

 

うどん屋さん、パン屋さん、いずれも「鴻巣産の小麦粉」を使用した、地産地消が自慢。次の機会には、もう少し早い時間に来て、パンを買って、うどんを食べたい、そんな気分にさせてくれます。

パンジーハウス

全国に花木の名産地は数多くありますが、鴻巣が自慢しているのは3種。

「西洋サクラソウ=プリムラ」は全国生産量第一位。鴻巣市で最も長く栽培されているのは「シクラメン」。そして店名の「パンジー」。この3種はどこにも負けない、という自負があるようです。

 

お隣は花木の卸売市場「鴻巣フラワーセンター」。いわば「築地場外市場」のような立地の「パンジーハウス」です。

 

花木好きの車椅子利用者の方、障害者用駐車スペースが空いていることを念じて、出来れば雨上がりの日は避けて、お出かけください。