鴻巣花久の里(埼玉県鴻巣市2016/02)

~見た目よりはバリアフリーです、母屋はコンサートホール、物販とグルメもある新感覚公民館~

 

正式名称は「花と音楽の館 かわさと 花久(かきゅう)の里」。運営はNPO法人「花と文化のふるさと委員会」。

 

地元の名士である青木家の屋敷が旧川里村に寄贈され、鴻巣市になってから再整備され、2007年に一般開放された施設です。

 

旧家の屋敷ですが、見た目よりはバリアフリー。障害者用トイレは広々ピカピカの一級品です。

 

常設店舗としては、野菜中心の小さな産直ショップコーナー、それよりはやや規模の大きい園芸品コーナー、そして「うどん」が自慢の食事処。母屋はコンサートホールを兼ね、有料貸出の会議室や茶室があります。

堀や庭園も整備。新感覚の公民館とでも呼ぶべき施設です。

 

アクセスは車。無料駐車場完備。障害者用駐車スペースは1台分で、一般駐車場とは離れた施設の出入り口付近にポツンと1台分設置されています。

 

駐車場から「長屋門」へ向かうルートはバリアフリー。横に堀があり水が流れ、花壇が綺麗に整備されています。

 

門をくぐり屋敷内へ。前庭は舗装されてバリアフリー。正面が母屋。前庭を囲むように建物が配置され、門の横手が小さな産直ショップ。母屋の手前が園芸品の販売コーナーです。いずれも車椅子での利用は可能。バリアフリーに整備されています。

 

母屋の横から裏手にかけては綺麗なお庭があり、茶室の前は竹林。屋敷内のお庭もバリアフリールートが整備されていて、車椅子で快適に散策できます。

花久の里

母屋に入るとエントランスホール的な空間があり、総合受付はここ。右手のホールはコンサートホールになる空間。120名程度までは収容可能ということです。

 

ピカピカ障害者用トイレは、母屋の中にあります。母屋とつながる「離れ」には、食事処「花音里(かおり)うどん」。「もりうどん」600円からのメニューです。

この食事処は1段高いお座敷にあがって、座卓に腰かけて食べる方式。車椅子のままでの利用は出来ません。利用できるのは、靴を脱いで座敷に上がり、椅子に腰かけることが出来る人。

ただし希望をすれば、エントランスホールやコンサートホールに置いてある、フリーのテーブルや椅子まで「出前」をしてもらえるそうです。車椅子でこちらの「うどん」をどうしても食べたい場合は、スタッフにご相談ください。

 

この食事処の更に奥にある第二の「離れ」は、有料の会議室。この「第二離れ」の会議室は、和室の座敷。ここは車椅子ではどうにもなりません。車椅子での利用は諦めましょう。

 

「長屋門」の脇にも会議室があり、こちらは一般的な椅子席で、車椅子で利用できます。

 

「花久の里」のHPを見ると「花・物販事業」「食の事業」「音楽・芸術の事業」を行っている、という案内になっています。その通り。嘘はありません。

 

四段組みの梁など、建築上の匠の技も面白い。

お花は四季折々、手入れがされてとても綺麗。

これで入場無料という施設です。

 

寄贈された旧家の屋敷の活用方法としては、最善のものではないでしょうか。

 

車椅子で快適に散策できます。ただし雨の日対策はありません。ぜひ天気の良い日に、お出かけ下さい。

鴻巣パンジーハウス(埼玉県鴻巣市2016/02)

~車椅子でもなんとかなるギリギリのバリアフリー、お花と農産物の産直ショップ~

 

メインは花木の販売。それに農産物も加わり、敷地内には「パン屋」と「うどん屋」がある商業施設です。

 

1988年開業で2002年に大改装。障害者用トイレもありますが、トイレの設備はかなりくたびれています。

 

施設出入口近くに障害者用駐車スペースが2台分設置。店内の床は、ガタはきていますが、いちおうフラット。B級ですが、バリアフリー施設です。

 

花の産地鴻巣で、最初に栽培された草花種が「パンジー」。市の花に制定されているそうです。店名の由来はこれ。

当初は花木専門の産直ショップでスタート。後に農産物の販売が加わった経緯だそうです。

 

パンジーハウスは2棟連結の施設。一棟は花木と農産物、奥のもう一棟は花木専門の売り場になっています。

いずれの売り場も、車椅子で回遊することができる通路幅は確保。レジは一か所集中方式。花も苗も、野菜も味噌も、同じレジで同時精算できます。

 

店前の障害者用駐車スペースに停められれば、バリアフリー上の大きな問題はありません。ただ、商品の納品車両もこのスペースを利用します。

ここが満車だった場合は、一般駐車場へ行くしかありませんが、この一般駐車場から店舗入口までの路面は、ほとんどオフロードで、かなり荒れています。車椅子だとガタゴトしながら通行するバリアレベル。特に雨上がりは悲惨なことになりそうです。この点、車椅子利用者はご注意ください。

 

お店の入口横に別棟で「鴻巣うどん てらや」が出店。見る限り車椅子での利用に大きな問題はない店舗です。障害者用駐車スペースに停められれば、舗装路ですぐ脇にある店舗。店舗への移動に何の問題はありません。

店内システムは、セルフ+トッピングオーダー方式。これだと車椅子利用者は、介助者がいたほうが便利。空いていれば、きっとお店のスタッフのヘルプが期待出そうな雰囲気です。今回は利用していませんが、美味しいうどんの気配漂う店舗です。

パンジーハウス

一般駐車場寄りに、独立店舗でパン屋の「ベーカリー オリーブ」があります。「パンジーハウス」からこのお店に行くルートは、短いながらも例のオフロード。あまり快適なバリアフリールートではありません。

販売場所は狭く、店に入ると商品が並ぶケースと販売台があり、そこで店舗スタッフにオーダーする方式。店舗出入口のドアが手動なのが車椅子にはやや辛い。介助者がいないと、ちょっと厄介な構造です。

店舗内にはイートインコーナーあり。店舗外にもテラス席あり。今回休日の14時頃に訪問しましたが、残念ながら店内にはほとんど商品はなく、売り切れ状態でした。どうも休日は、午後になるといつも品切れ状態になるお店のようです。

 

うどん屋さん、パン屋さん、いずれも「鴻巣産の小麦粉」を使用した、地産地消が自慢。次の機会には、もう少し早い時間に来て、パンを買って、うどんを食べたい、そんな気分にさせてくれます。

パンジーハウス

全国に花木の名産地は数多くありますが、鴻巣が自慢しているのは3種。

「西洋サクラソウ=プリムラ」は全国生産量第一位。鴻巣市で最も長く栽培されているのは「シクラメン」。そして店名の「パンジー」。この3種はどこにも負けない、という自負があるようです。

 

お隣は花木の卸売市場「鴻巣フラワーセンター」。いわば「築地場外市場」のような立地の「パンジーハウス」です。

 

花木好きの車椅子利用者の方、障害者用駐車スペースが空いていることを念じて、出来れば雨上がりの日は避けて、お出かけください。

葉山わかなぱん+サンデージャム(神奈川県葉山町2016/03)

~知らないと絶対に解らない駐車場があります、車椅子でもイートインができる名店~

 

逗子で大人気だったパン屋さんが、葉山森戸海岸に移転開店。ということで、そういうシーンが大好きな人々の間で、2015年秋に話題になったお店です。

 

森戸海岸の小さなお店なので、車椅子での利用は絶望的かと思いきや、その気になればなんとか利用できる設計。出入口はフラット、店内も段差なしです。

 

場所は森戸神社入口前。交通量の多い細い県道に面したお店です。

 

お店の入口には椅子が二脚配置。ドアは手動ドア。イメージとしては、お洒落なイートイン付きのパン屋だと思ってください。

 

店内は入口付近がパン屋コーナー、奥が喫茶コーナー。それほどスペースに余裕はありませんが、車椅子でもなんとかなるお店です。

 

むしろ問題は、どうやってこのお店まで、車椅子でたどり着くかでしょう。

 

「近隣に駐車場2台あり」と告知されています。近隣とはどこか、ほとんど情報はありません。

駐車場の場所は、森戸神社の駐車場に向かう横道に入って、少し進んで左側にある月極駐車場のなかの2区画。案内の看板などは全くありませんので、事前知識がなく車で現地に向かっても絶対に発見できません。

しかも、今回訪問した時点では、借りている2区画の内「わかなぱん用」という小さな表示が付いていたのは1区画だけでした。これでは、駐車場の場所まで見当がついていても、現場での駐車区画が解りません。

わかなぱん+サンデージャム

駐車場の場所と使える駐車区画番号は、店舗の入口に掲示されています。

ただし、店舗の前は、停車することさえはばかれる道路状況。駐車区画が解らない場合、あるいは2区画が満車の場合は、森戸神社の駐車場に向かう横道に入って、反対の右側にあるコインパーキングを利用しましょう。

海水浴シーズン以外はめったに満車にはなっていません。大型のコインパーキングで、コインパーキングにしては車椅子でも乗降できるスペースを確保しやすい駐車場です。料金も1時間200円程度でリーズナブル。

間違っても「森戸大明神」の参拝者用駐車に停めることは避けましょう。参拝以外の目的で停めると「3万円いただきます」ということになっています。

 

専用の駐車場、またはその近くのコインパーキングに停めれば、車椅子での店舗へのアクセスはそれほど大変ではありません。交通量の多い細い県道を渡るときに注意が必要なくらいです。

 

これ以外の、少し離れた場所から車椅子でアクセスする場合は、県道の通行には気をつけてください。歩道がほぼない狭い道を大型路線バスまで通ります。運転する側から見ても、歩道部に車椅子の人がいると、緊張する道です。大げさではなく怖い道なので、慎重に車椅子で通行してください。

わかなぱん+サンデージャム

近隣に同じ経営の「ダブルサンドイッチ」という、こちらもお洒落な素敵な飲食店があります。ただし、残念ながらこのお店は車椅子では無理なバリア店舗。介助者がテイクアウトするくらいでしょう。

 

パン屋としての「わかなぱん」。とても品の良いパンをいただけます。評判では午後にはパンがなくなることが多いとか。今回13時頃に伺いましたが、確かに品薄。同時間に来店した3人の別のお客さんは、何も買わずに帰りました。やはり午前中にいくべきお店のようです。

 

駐車場を十分に研究した上で、なるべく早めの時間帯にお出かけください。