道の駅よしおか温泉かざぐるま物産館(群馬県吉岡町2015/10)

~風力発電の風車がシンボル、自衛隊グッズが販売されている物産館~

 

2010年開業の道の駅。産直ショップ、日帰り温泉、運動公園で構成される大型施設です。隣接して「吉岡エネルギーパーク」があり、そこに建つ風車がシンボル。産直ショップの名称は「かざぐるま物産館」となりました。道の駅認定なので、基本はバリアフリー施設。ただ、最新の完全バリアフリー施設に比べると、無駄な段差があり、それをスロープで対応しているオールドタイプの施設です。

 

国道17号線の前橋渋川バイパスの開通に合わせて開業した施設。高速道路かと見間違うばかりの立派なバイパスから側道におりてアクセスします。関越自動車道からのアクセスなら駒寄スマートIC利用。バイパス&スマートIC開通効果でしょうか、近隣一帯は新興住宅地のようで、新しい住宅が目立つエリアです。

道の駅 よしおか温泉 かざぐるま物産館

「かざぐるま物産館」はそれほど大型の店舗ではありません。通路幅も並みレベル。混雑していると車椅子での利用は、やや苦戦するでしょう。

トイレは独立一戸建て方式のトイレ棟に障害者用トイレが併設。

「かざぐるま物産館」の横には無料利用の「足湯」コーナー。

日帰り温泉と併設の食事処は別棟。

運動公園のクラブハウスも別棟です。

 

吉岡町およびその周辺の地場産品にこだわった産直ショップが「かざぐるま物産館」。豊富な野菜、コンニャクなどの特産品、お肉類も自慢です。「船尾まんじゅう」という名物候補の菓子や福祉作業所のクッキーなども販売。手作りの「バック」なども販売しています。姉妹都市の北海道大樹町からの海の幸も販売。賞味期限が近いハム類を3つほど入れた「わけありパック」も売っていました。

 

そしてお店の一角は「自衛隊グッズ」の販売コーナー。自衛隊の衣服、バッグ。自衛隊ブランドの缶詰、菓子、ドリンクなどが販売されています。隣町に自衛隊の基地があり、吉岡町とも交流が深いことの縁だそうです。どれくらい自衛隊グッズが売れているのかは、残念ながら情報がありません。

道の駅 よしおか温泉 かざぐるま物産館

日帰り温泉は1300m地下から汲み上げたアルカリ源泉。隣接するエネルギーパークとの連携で、太陽光や地熱を使ったクリーンエネルギーを利用しているそうです。

 

運動公園の目玉は「ケイマンゴルフ」。飛ばないボールを使用したゴルフだそうです。どちらも地域住民のための施設。近くに住宅が増えるのも当然かもしれません。

 

率直にいって、知名度は低い施設です。そもそも吉岡町そのものが、どこにあるのか知られていません。町の場所は、群馬県の真ん中あたり。この「道の駅 よしおか温泉」と隣接する「吉岡エネルギーパーク」が、町を代表する施設です。

 

地元の期待がかかった施設。少し気になったのは、2010年開業の施設にしては、早くも老朽化の気配が感じられたこと。メンテナンスの負担がきついのでしょうか。もうひと頑張りランニングコストをかけて、しっかりとした施設の維持管理を継続していただきたい道の駅です。

 

恐らく現在のテーマは「地元以外の観光客の取り込み」。アクセスは悪くありませんが、現状では“コレ”といった特徴が薄いのも事実。もっと大胆に、“ここにしかない”企画を打ち出し、近未来には有名施設になることを期待します。

道の駅たまつくり(茨城県行方市2019/02)

~テラスから観る霞ヶ浦の眺望が素晴らしい、水辺の道の駅~

 

○施設構成はシンプル

2001年開業の「道の駅たまつくり」は、漢字では「玉造」。旧行方郡玉造町時代にできた道の駅です。

トイレ休憩棟と「行方市観光物産館こいこい」で構成される道の駅で、隣接する「霞ケ浦ふれあいランド」は別の施設です。

道の駅たまつくり

○バリアフリー状況

トイレ休憩棟と物産館は、少し離れた場所にあります。

障害者用駐車区画は、トイレ休憩棟の横に屋根無しで計2台分と、物産館の横に同じく屋根無しで2台分用意されます。

道の駅たまつくり トイレ休憩棟はフラット構造。物産館は段差構造でスロープを利用します。

障害者用トイレはトイレ休憩棟と物産館にそれぞれ一つあります。

 

○観光物産館こいこいのバリアフリー状況

「行方市観光物産館こいこい」には、産直ショップとフードコートが入ります。正面入口は階段ですが、障害者用駐車区画の横にスロープがあります。

館内への出入口は3カ所あり、2か所は自動ドア。1か所は手動ドアです。

産直ショップの通路幅は並みレベルで、混雑していなければ車椅子での買い物は可能。

フードコートは食券制。店内はフラットでスペースに余裕があり可動式のテーブルと椅子なので、車椅子での利用は可能です。鯉や鯰を調理したハンバーガーなどがあります。

道の駅たまつくり

○爽快なウッドテラス

フードコートの奥側に霞ヶ浦を眺望する広いウッドデッキがあります。フラットな空間で車椅子での利用は可能。ウッドデッキに直結するドアが手動ドアなので、車椅子では中央部のドアから出て、店舗外の回廊を進みテラスに向かうルートが楽です。

道の駅たまつくり

霞ヶ浦大橋の東側なので、霞ヶ浦に夕陽が落ちるロケーションです。

道の駅たまつくり

 

物産館は段差構造をスロープで解消しています。「道の駅たまつくり」は、車椅子で地場産品の買い物と霞ヶ浦の眺望が楽しめる道の駅です。

道の駅やちよ・やちよ農業センター(千葉県八千代市2015/09)

~バリアフリーなバーベキュー場が誕生、車椅子に優しい新施設「農業センター」~

 

「道の駅 やちよ」は1996年開業の施設。産直ショップ、食事処、売店という一般的な商業構成の道の駅です。

道の駅やちよ・やちよ農業センター

開業年代からいって初期型の道の駅。現在の水準からみれば、バリアフリー面ではやや見劣りする施設。駐車場からのアクセスですら、小さなデコボコは多数あり。施設内の通路も広さに課題があり、トイレも設備は更新されていますが、全体的にはそれなりの古さ、というレベルです。

道の駅やちよ・やちよ農業センター

8月9月は名産の梨の季節。ここの周辺は梨畑だらけ。地元の梨がそれこそ産直されています。

隣接して「活き活き家」という魚屋さんがあります。この鮮魚店と併せて利用しているお客さんが多い道の駅です。

 

さて、2013年に道の駅の兄弟施設「やちよ農業交流センター」が誕生しました。

場所は道の駅の“川向こう”。歩道橋が整備されて徒歩で移動することが出来ます。もちろん農業センター専用の駐車場もあり。施設としては「惣菜販売店」、小規模な「産直コーナー」、「休憩所兼軽食レストラン」、「研修室」などのパブリックスペース、収穫体験などの農業企画を受け付ける「事務所」、そしてお庭がバリアフリーな「バーベキュー場」になっています。

道の駅やちよ・やちよ農業センター

こちらはさすがに2013年の施設。全面バリアフリーです。

駐車場の障害者用駐車スペースも合理的な場所に配置。施設全般無駄な段差はありません。

障害者用トイレは一つだけながら、ピカピカ広々の快適トイレ。道の駅のトイレではなく、こちら「農業センター」のトイレの利用を強くお薦めします。

この施設の開設主旨は「八千代市における市民と農業者の交流の拠点」となること。収穫体験などの企画モノで、その目的にむけての第一歩が始まっています。

 

川に向かった芝生の広場「ふれあい広場」がバーベキュー場です。完全バリアフリーの農業センターから、芝生広場に向かって緩やかなスロープが伸びています。芝生はほぼフラット。そこにテーブル、椅子が配置されています。バーベキュー用品は施設のものを有料で借りて使用。調理場は無く、食材は“焼くだけ”に加工済み状態で完全持ち込み。現在のところ、そういう利用ルールになっています。

 

バーベキュー場の営業は、3月から11月の土日祝日。春休みと夏休み時期の平日は特別営業。利用時間は10時から15時で「片付けは15:30までに終了すること」という厳しい時間制限があります。

コンロ、炭、着火剤などの道具一式が1セット6名分3,900円。これが利用の最低料金。人数追加は1名+600円です。自前のバーベキュー機材の持ち込みは禁止。オプションでパラソル1本800円などのグッズレンタルもあります。

 

調理場なし、自前のバーベキュー機材の持ち込みは禁止、「片付けは15:30までに終了すること」という時間制限あり。ツウのバーベキュー愛好家には嫌われそうな利用ルールです。

ただし、車椅子でのバーベキュー利用という観点から見ると、駐車場からバーベキュー場までフラットで移動が楽、かつ綺麗な障害者用トイレがすぐそばにある。こんなに利用し易いバーベキュー場は滅多にありません。

これほど車椅子利用が楽なバーベキュー場とは知りませんでした。機会があれば予約をして、車椅子で利用したいと思います。

 

「やちよ農業交流センター」は、いまのところハード先行で、ソフトはこれからという印象です。産直、レストラン、惣菜・・・、といっても、賑やかな想像はしないでください。まだまだ“小さく”営業をしています。

 

これからの盛り上げ方として、このバーベキュー場を核にした「市民と農業者の交流」は面白そう。収穫体験+バーベキュー。地産地消レストランのシェフとつくる地場ものバーベキュー料理。農業体験+ディナーバーベキュー。楽しそうです。

 

せっかくこれだけのバリアフリーインフラを使ったのですから、思いっきり企画して、盛り上げたいですね。潜在能力の高い楽しみな施設です。今後の飛躍を期待します。