東京都障害者休養ホーム事業

 

東京都障害者休養ホーム事業

東京都が行っている、障害者の宿泊を助成する制度のご紹介です。対象は東京都民。他の道府県で同様の助成制度はあるのでしょうか。ひょっとすると、東京都だけのオンリーワン制度なのかもしれません。

 

全国36カ所のバリアフリー施設への宿泊が対象です。北は北海道から西は神戸まで。エリア的には、関東甲信越地方の宿泊施設が多く、36の内、12施設がかんぽの宿です。

 

それ以外は純民間経営の小さなホテルから、厚生年金が開発した大規模施設まで、いろいろとあります。

 

共通事項はバリアフリー。ただ宿泊施設のバリアフリーとはナンゾヤ、というのは永遠の課題。利用する人の障害のレベルや、各人が希望するバリアフリーの内容は個別です。万人が「バリアフリーだ」と完全に満足する宿泊施設はあり得ません。皆さんそれぞれのこだわりバリアフリーポイントは、各宿泊施設に直接ご確認ください。

 

助成の内容です。お金を補助してもらえます。

 

宿泊料金の内輪で、障害者大人が一泊6490円まで、同子どもが5770円まで、付添者は1名だけ3250円までが助成されます。

 

使用限度は、4月起算の年度イヤーで一人2泊まで。例えば宿泊料金が1泊12000円だった場合の自己負担額は、大人障害者が5510円、こども障害者が6230円、付添者が8750円になります。

 

利用方法です。最初に予約をします。これは利用者が宿泊施設に直接行います。その際に、休養ホーム事業利用予定の旨は言っておきましょう。車椅子利用など、宿泊施設側に配慮をしていただきたいことがあれば、それも伝えておきます。

 

次に、日本チャリティ協会へ連絡します。協会へ連絡後、申込書を協会まで郵送します。ここまでを利用の2週間前までにおこなう必要があります。その後、協会から利用券が送られてきます。

 

宿泊当日は、宿泊施設に利用券を提出し障害者手帳を提示します。精算は出発日に助成額を差し引いた金額を宿泊施設に支払います。休養ホーム事業のパンフレットや申込用紙は、役所の障害者福祉窓口などにおいてあります。

 

何軒か利用したことがあります。対象の宿泊施設は、規模の大小を問わず、障害者を積極的に受け入れてくれる施設です。温かく迎えてもらえます。そういう処だ、と安心して利用できるのがいいですね。東京都お墨付きの宿泊施設として、安心利用できるのがメリットです。もちろん助成金も、ありがたいですね。

 

この制度、年間約3万人の利用があるそうです。一人あたりの平均助成金額が、仮に5500円だったとして、年間の助成金総額は1億6500万円になります。この金額は東京都の税金からでています。助成の事務処理費用は(公財)日本チャリティ協会が負担してくれています。

 

福祉への税金の使い方としてどうでしょうか。私は障害者のお出かけをサポートする、よい企画だと思います。よし頑張って行ってみるか、というきっかけになります。ただし交通費などをいれれば、助成金よりも多い金額を必ず散財します。

 

旅行が出来る障害のある都民の方、制度の利用を検討してはいかがでしょうか。