東京都心部 桜の名所バリアフリー案内(東京都2015/04)

~車椅子で楽しめるか、都心桜スポットのバリアフリー状況のご紹介~

 

日本中に桜の名所はありますが、東京都心部もなかなかの名所集中エリアです。先ずは車椅子では行かない方がいい名所からのご紹介です。

 

桜の人気ランキングでは第一位かもしれません、千鳥ヶ淵公園。ここは車椅子では無理です。段差、オフロード、混雑。車椅子が苦手とするすべてがあります。ちょっと足の悪い程度の人でも厳しいでしょう。健脚の人にお薦めのスポットです。

東京都 東京都心部 桜の名所バリアフリー案内

傾斜路と混雑、加えて一部の段差及びオフロードという点で避けた方が無難な名所は、靖国神社、上野公園、播磨坂、飛鳥山公園、などです。満開の時期は車椅子ではキツイ。六本木さくら坂も、その名通り“坂”です。それでも行ってみたい、という人は覚悟をして、気合を入れて、車椅子でお出かけください。

 

名所旧跡系で、砂利道、段差などで、車椅子ではあまり快適ではない名所は、六義園、小石川後楽園、新宿御苑、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園などです。ただ、それほど無理せずとも桜の鑑賞は出来ます。やる気のある車椅子ユーザーなら、大丈夫です。

 

 

さていよいよお薦めスポットのご紹介です。

先ずは公園から。

 

芝公園、代々木公園。この公園は安心感があります。

 

北の丸公園は、周辺はアップダウンがありますが、公園内はほぼフラットです。

 

お散歩コース的に桜鑑賞が楽しめるスポットとしては、八重洲さくら通り、目黒川沿い、神宮外苑、墨田公園、アークヒルズ周辺、市ヶ谷から飯田橋間の外堀沿い、江戸川橋から高戸橋間の神田川沿いなどです。

この中で市ヶ谷から飯田橋間の外堀沿いのお堀の南側は、残念ながら桜の真下の遊歩道は車止めの隙間が狭くて車椅子が通れません。車椅子は、一段下の一般道でのお散歩になります。

東京都心部 桜の名所バリアフリー案内

神社仏閣系では、神田明神がバリアフリーです。ちなみに都心部からは少しずれますが、西新井大師、池上本門寺は、障害者用駐車場完備の桜の名所です。

 

 

江戸時代。参勤交代で江戸に集まる大名たちが、こぞってご当地の桜を江戸に持ち込んだそうです。当時は植栽が粋な趣味でした。そして戦後。焦土と化した東京都心部に、復興とともに積極的に桜が植栽されました。おそらくこのような背景から、桜だらけの東京になっていったのでしょう。

 

ある程度以上の規模がある桜の名所は、上述したスポットになりますが、これ以外にも、小規模な、でも美しい桜のスポットは、都心部に、感覚的には“無数”にあります。

車椅子での望ましい桜鑑賞スポットのバリアフリー要件は、とても桜が綺麗だがそれほど混んでいない、フラットな舗装路から鑑賞できる、その舗装路が広く余裕がある、出来れば車椅子で利用できるテーブルがありお弁当がいただける、障害者用トイレが近くにある、こういうことになります。

もっともこの理想に近いのが、芝公園周辺でしょうか。でもテーブルとトイレは、満点ではありません。

 

車移動派の方に、東京都心部の桜による渋滞発生のご注意です。

靖国神社と千鳥ヶ淵周辺は、桜の季節は終日受渋滞が発生します。靖国神社の駐車場待ち渋滞、付近で観光客を乗降させる観光バスの停車による渋滞、道路横断歩行者の増加に伴う右左折待ちの渋滞などが要因です。結構根の暗い渋滞が発生します。

桜の季節は、内堀通りと靖国通りを回避して移動することをお薦めします。