車椅子で電車に乗る

車椅子で電車に乗る

車椅子でもお出かけの時代。駅のバリアフリー化もどんどん進んでいます。障害のある人が電車に乗ることが一般的になってきました。車椅子利用者からみた、電車に乗る際に考えていることをご紹介します。

 

スムーズな移動を目指して、駅構内のアクセスルートを研究します。実際にまだまだ多いのは、北口からならバリアフリー、南口はダメ、という駅です。本当に多いですよ。近年は駅の構造がHPで紹介されているので、事前調査が楽になりました。利用したい駅のバリアフリー構造実態をネットで調査する、これが最初に行うことです。

 

バリアフリーではない駅の場合です。どうしても利用する場合は、事前に駅に連絡をして、受け入れ態勢を組んでいただきます。駅員の頭数の問題があるので、できれば前日までの連絡がいいようです。

 

一昔前まではよくあった光景ですが、最終手段は「担ぎ上げ」です。屈強な駅員さん4名で、車椅子を持ち上げて階段を登ってくれます。さすがに近年はめったに見なくなりました。

 

地下鉄など地下から地上に出る構造の駅の場合、地上に出るエレベーターがどこにあるのかをよく調べます。

そういっては何ですが、けして便利な場所にエレベーターがあるとは限りません。

土地勘のない駅で、エレベーターを探して乗って地上にでると、自分が何処にいるのか解らなくなります。目的地と地上出口の関係を理解しておくことが重要です。

車椅子で電車に乗る

バリアフリー構造の駅の場合でも、車椅子で利用すると駅員さんが必ず声をかけてくれ、乗車をサポートしてくれます。よく見かけますよね、あれです。このレベルのサポートで済む駅だと、事前に連絡を入れずに利用する車椅子ユーザーが多いようです。降車駅を聞かれるので話しておくと、到着時で駅員さんが待っていてくれます。優しいですね。

 

さて、問題は混雑時間帯に利用したい場合です。これは車椅子ユーザーも悩みます。はっきり言って、駅構内も車内も、人迷惑ですよね。基本はラッシュ時には利用しない、につきます。

ということで、車椅子ユーザーは、郊外に住み、普通の時間帯に、公共の交通機関で通勤通学することが難しいのです。これは難しい問題です。駅のバリアフリー化などでは、解決の糸口さえ見えない課題です。

車椅子で電車に乗る

電車も稀に急停車することがあります。空いている車内で乗車しているとき、車椅子の向きをどうするのが正しいのでしょうか。

 

電車の場合、急発進はあまり想定できません。あるのは急停車です。したがって、進行方向後ろ向きだと、急停車で頭が後ろにガクッとなる可能があります。また車椅子の場合、前後に力が加わると、ブレーキをかけていてもタイヤの向きにそって動いてしまいます。

 

ということで、車椅子を進行方法の横に向けて乗車するのが安全なのではないかと、研究しています。ちなみにホームで電車を待つ際は、転落防止のため、横向きで待つことがはっきりと推奨されています。

 

バリアフリー化が進んだとはいえ、やっぱり電車は大変です。特に雨に日はダメですね。こんなことを考えながら、車椅子ユーザーや介助者は電車を利用しています。