牛久大仏(茨城県牛久市2015/09)

牛久大仏

~大仏の胎内を車椅子でまわれますが、震度4以上の地震でエレベーターは止まります~

 

青銅製立像で世界一のギネス認定の牛久阿弥陀大仏。お寺の名称は「本山東本願寺」です。

高さは120mの大仏様。その胸のあたりの高さ85mの位置までエレベーターで昇ることができます。

駐車場は無料、お土産商店街までは無料入場可。その先の大仏ゾーンは有料エリアですが、障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入場料が半額に減免されます。

 

車椅子での参拝者が多いのでしょう。お寺のスタッフさん、車椅子利用者の案内に手馴れています。

駐車場の誘導スタッフさんに「車椅子利用」を告げると、ぱっと優先スペースに誘導してくれました。

ただし、この駐車場の障害者優先スペースは、入口に近い場所の一般駐車区画を指定しているだけで、スペース的に広くはありません。3台分のスペースを2台で使用するようにするなど、運用の改善が必要です。

 

障害者用トイレは見つけたのは2箇所。駐車場のすぐ横と、有料エリアに入ってからの場所。いずれも一戸建て方式の公衆トイレスタイルです。ひょっとすると、大仏胎内にもあるのかもしれませんが、見つけられませんでした。2か所とも、ピカピカではありませんが、実用に耐えるレベルではあります。

 

駐車場から大仏に向かう途中に、両脇にお土産屋さんが並ぶ、ちょっとした商店街があります。大仏煎餅や饅頭、ここだけしかない数珠や縁起物などなど。50mくらいの歩道に5~6軒のお店が並んでいます。いずれも車椅子で入店可能なお店。ここまでは無料エリアです。

 

その先の有料エリアに入るところでチケットを買います。車椅子利用をみて、その際に説明されたのは地震が起きた場合のこと。

大仏胎内はエレベーターで移動しますが、震度4以上の地震が発生した場合はエレベーターが止まり、専門業者さんが来て、安全確認をしてからの復旧になるので、エレベーターが動くまでは相当の時間がかかるという説明です。

東日本大震災の時やその後の余震が多かったころは、大変だったでしょう。きっと大仏胎内に数時間閉じ込められた車椅子利用者がいたと思われます。幸いなことに、今回の参拝時には、地震は起きませんでした。

牛久大仏

なだらかな舗装路を通り、大仏に向かっていきます。途中には「山門」や「香炉」など、お寺らしいものがちゃんとあります。

 

大仏様の入口は、大仏の後ろ側。胎内は土足禁止で、ここで靴を脱ぎ袋に入れて持ち運ぶことになります。車椅子はスタッフさんがタオルで拭いて入場可。胎内で車椅子から降りる人は、靴を脱いでくださいという案内です。

 

車椅子利用者は、体内での移動方法が一般参拝者と違うので、スタッフさんが付き添って入場していただけます。

 

最初は一般参拝者と一緒に暗い部屋に移動。例えるのも何ですが、ディズニーランドのホーンテッドマンションの最初の部屋をイメージしてください。暗い部屋に30人前後の参拝者がたまると、いったんドアが閉まり闇の世界に。そこで大仏胎内の簡単な案内が流れ、胎内へのドアがオープン。するとそこは「光の世界」。神秘的な空間が広がります。

 

一般参拝者はそこから階段で2階に上がってエレベーターを利用。車椅子利用者は1階から特別にエレベーター利用を案内されます。

牛久大仏

エレベーターでいっきに5階の「霊鷲山の間」へ。仏舎利が安置され、四方に小さな窓があり、外をみることもできます。

 

ここから一般参拝者は階段で4階のお土産コーナーへ移動。車椅子利用者はエレベーターを利用できます。

 

次に行くのは地上20mの3階「蓮華法世界」。胎内仏が安置される黄金の空間です。胎内仏は大が100万円、小が30万円。まだまだ空きスペースはふんだんにあります。

牛久大仏

次は地上10mの2階「知恩報徳の世界」。有料で写経を行うフロアです。見学だけなら無料。写経の机は、いわば掘りごたつ形式。見る限り車椅子対応のスペースはないようですが、どうにかなるのかもしれません。

 

一般参拝者はこのあとは階段で1Fへ。車椅子利用者はエレベーターで1Fに案内していただけます。

 

大仏の裏のエリアには、なぜか“ふれあい動物園”のような「小動物公園」があります。“ふれあい”ゾーンにはバリアがあり、車椅子での入場は難しい構造です。

 

お帰りルートには季節のお花が美しいお庭があり、花と大仏様を眺めながらバリアフリー歩道を進みます。

有料エリアの出口は回転ゲート方式。車椅子利用者は、入口から出るように案内されます。

 

参拝の全行程、車椅子をみるとスタッフさんがパッと案内をしてくれるので、とても快適に過ごせました。

 

今回は、やや天候不安のある休日の午後に訪問。幸い雨には降られませんでしたが、駐車場から大仏胎内までの間は、庇はまったくなく、移動距離は往復で300m位はあります。車椅子利用者は、天候の安定した日の参拝をお薦めします。

 

正直に言って、もっと空いているのかと想像してきましたが、思った以上に参拝者は多かったですね。もっと混むときもあるはずです。混雑は車椅子の敵。車椅子利用者は、空いていそうな、天気の安定した日を狙いましょう。

 

ちなみにこの大仏様。青銅製なので50年から100年ほどで、「青」に変色するそうです。楽しみに待ちましょう。

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