夕やけ小やけふれあいの里(東京都八王子市2016/11)

夕やけ小やけふれあいの里

~エレベーターとスロープでアップダウンをクリア、車椅子で利用できる山岳公園~

 

驚きのバリアフリー山岳公園です。中央部に建つ「夕焼小焼館」がポイント。エレベーターが1基あり、B1から3Fをカバー。公園入口からはそのままフラットに1Fへ。B1は北浅川の「金の星橋」に連絡。3Fは「ふれあい館」に向かう「お月さま橋」に連絡。これにより谷底から山腹まで、車椅子で移動することができます。

 

駐車場は無料。第一駐車場に障害者用駐車スペースが2台分あり。1996年に開園した施設。全体的に、20年経過した設備の劣化を感じます。

 

駐車場から「夕焼小焼橋」を渡って管理事務所へ。ここに特に名称の無い「農産物直売所」があり、ここまでは無料ゾーン。

「農産物直売所」は、それほど広くはなく通路幅も余裕なし。車椅子での利用はギリギリ。20年前の標準的な設計です。

 

その先に受付があり有料ゾーンへ。ここは八王子市の官営施設。障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が入場無料に減免されます。

 

園内を進むと、木製のシーソー系遊具、ポニーがいる「ふれあい牧場」、2007年まで、陣馬街道で運行されていた「ボンネットバス」の展示、その先には、自由に地面に落書きが出来る「らくがき広場」があります。

夕やけ小やけふれあいの里

そして「夕焼小焼館」1Fに到着。ここまで、車椅子での園内通行に大きな問題はありません。

 

「夕焼小焼館」1Fは、ロビー、中村雨紅展示ホール、喫茶コーナーなど。

B1は工作室他で、出口があり北浅川の「金の星橋」に連絡し、その先は屋根付き炊事場や野外ステージがあるキャンプ場へ、多少のデコボコはありますが、車椅子で移動できます。障害者用トイレはこのB1にあります。

2Fは市民ギャラリーと前田真三ギャラリー。3Fは「お月さま橋」への連絡ホール。各ギャラリーの見学は無料。建物の外観は特徴的なとんがり屋根造り。「夕焼小焼館」の内も外も、ゆっくりとご鑑賞ください。

 

3Fから山腹の「ふれあい館」を目指します。エレベーターホールから陣馬街道をまたぐ「お月さま橋」へと、そのままバリアフリーに行くことが出来ます。

その先が「ひまわり広場」。ここからの他のルートはバリアですが、「ふれあい館」へ向かうルートは、木製のバリアフリー歩道。快適に車椅子で山腹を走行できます。

ここに木製バリアフリー歩道があるとは。驚きのバリアフリー山岳公園です。

夕やけ小やけふれあいの里

「ふれあい館」は、なんとも表現しにくい施設。休憩所兼喫茶お土産コーナー兼イベントスペースで、その周囲の屋外歩道も車椅子で回遊可能です。

 

「ふれあい館」周辺には3,000本の「ミツバツツジ」が植栽されています。冬場はクリスマスイルミネーションで飾られ、夜間営業も。穴場のイルミネーションスポットとして人気です。

 

車椅子では行けそうにない、山腹の「ふれあい館」にバリアフリーに行くことが出来る。ここが「夕やけ小やけふれあいの里」のバリアフリー上の最大のウリものです。

 

童謡「夕焼小焼」の作者「中村雨紅」がこの地区の出身。おそらく、子どもの頃に見た夕やけをイメージして、作詞をしたと思われています。

 

ここは山の中。「ふれあい館」のさらに上、山頂付近には「夕焼小焼」の歌碑もありますが、そこまでは車椅子では行くことができません。

 

車椅子での移動可能な範囲はそれほど広範ではありませんが、こんな山中を、一部とはいえ車椅子で移動できるのは楽しい。山好きの車椅子利用者に、お薦めできる公園です。